ある日、迷子の子猫『ハーパー』が地元の保健所へと運ばれてきました。ハーパーは保健所の環境に馴染むことができず、日に日に衰弱していきました。
「ハーパーは急速に衰え始め、体重を減らしていきました」と養育ボランティアのパトリシア・リカさんが言いました。
ハーパーの窮地を知ったパトリシアさんは、すぐにハーパーを引き取ると自宅へと連れて帰りました。そしてハーパーをお風呂に入れて全身を綺麗にし、全てのノミを取り除きました。
「お風呂の後、ハーパーは大きな音でゴロゴロと喉を鳴らし始めました。そして私が話し掛けると、満足そうな返事を返してくれました。」
「ハーバーは保健所から出られたことに幸せを感じ、感謝の気持ちを伝えてきました。そんな彼女を抱きしめると、力強く抱きしめ返してきました。」
パトリシアさんはハーパーの健康状態を毎日チェックし、里子に出られるようになるまで養育することに決めました。
その後、養育部屋に移ったハーパーはすぐに部屋の中の探索を始めました。そして新しいオモチャを発見すると、元気いっぱいに遊び始めたのです。
すっかりハグ好きになったハーパーは、遊んだり眠ったりしている時以外はずっとパトリシアさんに寄り添って、肩や膝を抱きしめながら過ごしています。
「ハーパーは私の肩が大好きです。私が座ると彼女はすぐに駆け登ってきて、首を抱きしめながらキスをしてきます。そして肩の上で丸くなって、幸せそうにくつろぎ始めます。」
その後、ハーパーが病気を持っていないことが分かると、パトリシアさんはハーパーに2匹の保護子猫を紹介しました。最初は2匹を威嚇したハーパーですが、すぐに心を開き2匹のことを受け入れました。
とても仲良くなった子猫達は、パトリシアさんの膝の上で一緒に過ごすようになったそうです。
ハーパーは他の子猫達と遊ぶのも好きですが、一番好きなのはやっぱり人間に寄り添うことです。ハーパーは子猫達の中で一番のハグ好きで、いつもパトリシアさんに甘えているそうです。
そしてハーパーはチャンスがあるとすぐに、大好きなパトリシアさんの肩の上に飛び乗って、勢いよく顔を擦りつけ始めるのです。
「ハーパーと暮らしていると、いつも首が温かい状態に保たれています。彼女は毎日ハグをして、ヘッドバットして、優しく耳をかじってきます」とパトリシアさんは嬉しそうに話してくれました。
こうしてパトリシアさんの元で元気を取り戻したハーパーは、生涯の家に旅立つ準備を整えることができました。きっとハーパーは新しい家でもみんなの首を温めながら、たくさんの幸せを運び続けることでしょう(*´ω`*)
出典:fosterkittensvegas/lovemeow
This post was published on 2019/12/12