カナダのトロントに住むピーターさんと息子のアンドリューさんは、自宅近くに住む野良猫達の世話を長く続けてきました。
そんな二人が世話をしていた猫の中に『リル・グレー』という名前の猫がいました。リルはとても二人に懐き、いつも後をついて来るようになったそうです。
しばらくするとトロントの街に寒い冬がやってきました。二人は寒い中で暮らすリルのことが気になって、いつも心配していたそうです。
そんなある日のこと、夜中にガレージで仕事をすることがあったピーターさんは、その日ガレージのドアを閉め忘れてしまいました。すると翌朝、ガレージの中からキーキーという声が聞こえてきたのです!
二人がガレージの中を調査すると、古い寝袋の中にリルと生まれたばかりの3匹の子猫の姿を発見しました。 どうやらリルはガレージの中が安全だと感じたようで、大切な子猫達の出産場所に選んだようです。
二人は子猫達が大きくなるまでの間、猫の親子の世話をすることにしました。
実はピーターさんの家族は、リルの出産前日に19年間一緒に暮らしてきた愛犬を亡くしていました。特にピーターさんは愛犬に一番思い入れがあり、深い悲しみに包まれていたそうです。
しかしその翌日、リルが家族に素敵な贈り物を持ってきてくれました。それはまさに奇跡のような出来事でした。ピーターさんや家族は、その可愛いプレゼントに元気をもらうことができたのです。
リルと子猫達の様子はこちら。
二人は吹雪になる前に猫の親子を家の中に移動させました。
お母さんになったリルは、毎日子猫達の世話に大忙しです。いつも大変そうなリルですが、大好きな二人と暮らせることが嬉しいようで、愛らしい姿をたくさん見せてくれているそうです。
二人は子猫達が大きく成長したら、2匹の子猫を里子に出して、リルと残りの子猫を正式に家族に迎えるそうです。
こうして愛犬を失い、静まり返っていた家に再び笑顔が戻ってきました。どうやらリルは、たくさんの愛情を注いでくれた優しい二人に、最高の恩返しをしたようです(*´ェ`*)
出典:thegrittykitties/The Gritty Kitties/lovemeow
This post was published on 2019/05/24