ある日、保護施設『キティ・アドベンチャー・レスキュー・リーグ』のカリン・ボルリンさんは、十分に世話をされず、ガレージの片隅で置き去りにされていた老猫を保護しました。猫は12歳のオス猫で、耳が聞こえませんでした。
人間の愛情にずっと憧れていた猫は、施設に着いてすぐにカリンさんに抱きつきました。そしてしばらくの間、幸せそうにハグを続けたのです。
「彼はキャリーケースから出た瞬間、私達に飛びついてきました。彼は私達のことをすぐに気に入ってくれたようです」とカリンさんは言いました。
「彼はとても寂しがり屋で、私達が部屋からいなくなると、すぐに私達のことを呼び始めます。彼が見せる愛らしい姿に、私達の心はいつも幸せでいっぱいになります。」
その後、カリンさんと夫は、自分達の施設で猫の面倒を一生見ることに決めました。
猫の毛はところどころ抜け落ちていて、虫歯が何本もありました。でも猫は救ってもらえたことが嬉しくて、カリンさん達にたくさんの愛情を返してきたそうです。
「彼は今まで出会った中で一番愛情深く、甘えん坊な老猫です。彼はいつも柔らかいものをフミフミしていて、頭を撫でられるのが大好きです。」
新しい家に来てから1日も経たないうちに、猫はすっかりハグやスリスリが止まらなくなってしまったようです。
猫は施設に暮らす他の猫達とも上手くやっていますが、やはり一番好きなのは、カリンさんの腕の中でフミフミをすることだそうです♪
猫は施設で暮らす大家族を愛し、カリンさん達とのハグの時間をいつも楽しんでいます。猫はもう自分が独りぼっちではないことを知っていて、毎日の暮らしを全身で楽しんでいるのです。
カリンさん達は障がいのある猫や難病の猫、高齢の猫などを施設に迎え、生涯の世話を行なっているそうです。きっと保護された猫も、最期を迎える瞬間まで、幸せを感じながら生きていくことでしょう。
出典:KittyAdventureRescue/lovemeow
This post was published on 2019/04/09