数日間、物陰で空腹に耐え続けていた子猫。懸命な叫び声が男性の耳に届いて… 新しい家で幸せな毎日を手に入れる

ある日、南アフリカのケープタウンの港で働く男性が、工場内から聞こえてくる鳴き声に気づきました。男性は仕事の手を止めると、すぐに声のする方へと向かいました。

出典:Thekittencottage

とても大きな鳴き声に、最初は鳥が怪我でもしたのかと思っていた男性でしたが、声の主を見て驚きました。何とそれは手の平ほどの大きさの幼い子猫だったのです。

男性は物陰にいた3匹の子猫を慎重に取り出しました。しかし、3匹のうちの2匹は既に息を引き取っていたそうです。

残った1匹の子猫は少なくとも3日間は何も口にしていませんでした。また、後ろ足に重傷を負っていたため、その場から動くことができませんでした。しかし、子猫はそんな状況の中、最後の力を振り絞って懸命に鳴いていたのです。

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男性はすぐに家にいる妻に電話をして、子猫のご飯を持って来てもらいました。そして、お腹を空かせた子猫に、たっぷりとご飯を食べさせてあげたのです。

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夫婦は子猫を獣医さんのところで診てもらうと、自宅へと連れて帰りました。そして、子猫に『ビリー』と名づけ、24時間体勢で看病を続けたのです。

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そのおかげでビリーの目は3日後には開けられるようになりました。また、ビリーは後ろ足を怪我していましたが、家の中を歩き回ることができるようになったそうです。

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夫婦はとっても愛らしいビリーの姿に、いつも心が癒されているそうです。

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そして2ヶ月後、弱々しかったビリーは随分と成長しました。すっかり好奇心旺盛になったビリーは、いつも庭の木に登って、広い世界を見渡しているそうです。

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こうして兄弟の中で唯一生き残ったビリーは、優しい夫婦のおかげで元気を取り戻すことができました。これからは天国の兄弟達の分まで、幸せになって欲しいですね。
出典:Thekittencottagelovemeow

This post was published on 2018/07/11