ある日、セレナさんは家の近くで子猫の『ジーナ』を保護しました。ジーナは3週齢で、まだ上手く歩くことのできない子猫でした。
セレナさんには7歳になる息子の『ジョナサン』がいました。ジョナサンは気分障害を抱えていて、急に強い不安に襲われて、泣き出すことが多かったそうです。
ある日、保護されたばかりのジーナは、ジョナサンの苦しむ姿を心配そうに見つめていました。そして、自らジョナサンに近づいていき、そばで見守り始めたのです。
その日以来、ジーナはいつもジョナサンのそばにいるようになりました。
ジーナはジョナサンの感情が不安定になると、ジョナサンにしがみついて「ニャーニャー」と鳴き始めます。その姿はまるで「ボクがついてるから心配しないでね」と言っているかのようです。
ジーナにはジョナサンの気分を和らげる不思議な力があります。ジーナと出会ってからのジョナサンは、不安に襲われることがほとんどなくなったそうです。
そして、現在。
今でもジョナサンが泣くと、ジーナはすぐにジョナサンを抱きしめます。そして、前足で優しく身体を撫で始めるそうです。その時のジーナは、決して爪を立てたりしないそうです。
また、大きくなったジーナは、ジョナサンだけでなく、新しく来た保護猫にも優しく接しているそうです。
セレナさんにとって、ジョナサンを笑顔にしてくれるジーナは、まさに救世主です。セレナさんはジーナと出会えたことにとても感謝しているそうです。
こうしてジーナは、その大きな愛情でジョナサンを守り続けています。もしかするとそれは、家族に迎えてくれたセレナさんへの恩返しだったのかもしれませんね。
これから先、ジョナサンがさらに大きくなっても、ふたりの絆は永遠に続いていくことでしょう。
出典:SELENA ANN-ROSE/lovemeow
This post was published on 2018/05/20