1月5日、ミネソタは寒波の影響で-17度まで気温が下がりました。そんな中、グルーバーさんが高速道路を走っていると、道路脇で寒さに震える1匹の黒猫を見つけたのです。猫は冷たくなった足を片方ずつ持ち上げていました。
猫をそのままにしておくことができなかったグルーバーさんは、車を止めると猫の方へと向かいました。そして、猫が古い排水パイプの中で暮らしていることが分かったのです。
グルーバーさんは、猫を安全な場所に連れていく決心をしました。一度家に帰ったグルーバーさんは、猫用の罠を用意し、知人のキャロラインさんとアンナさんを連れて元の場所へと戻って来ました。
早速、グルーバーさんとキャロラインさんが道路脇の急勾配を下り、罠を設置しました。すると、わずか数分後に「カチン!」という音が聞こえてきたのです!
その後、アンナさんが猫を獣医さんのところへ連れていくと、体内にマイクロチップが見つかりました。
アンナさんは早速、飼い主のジャスティンさんに連絡すると、猫の名前は『フレディー』で、2015年9月20日に行方不明になったことが分かりました。ジャスティンさんはいなくなったフレディーをずっと探していたそうです。
ジャスティンさんは翌日、アンナさんの家にフレディーを迎えに行きました。フレディーは2度の寒い冬を乗り越え、ようやく飼い主さんと再会することができたのです!
フレディーが見つかった場所は、ジャスティンさんの家から25km離れたところでした。そこへ行くには、3つの街を越えなければならないそうです。
1年4ヶ月ぶりにジャスティンさんと再会したフレディーは、ジャスティンさんのことがすぐに分かったようで、懐かしい腕の中へ飛び込んでいったそうです。
その後、自宅に着いたフレディーは、喉のゴロゴロが止まらなくなったそうです。そして、長い間行方不明になっていたのが嘘だったかのように、ジャスティンさんのベッドに飛び乗ったフレディーは、冬の日差しの中で日光浴を始めたそうです。
こうして迷子だったフレディーは、無事に昔の生活を取り戻すことができました。あの時、グルーバーさんが高速道路で車を止め、キャロラインさんやアンナさんと共にフレディーを助けていなかったら、きっとフレディーが自宅に戻ることはなかったでしょう。ジャスティンさんはフレディーの幸せそうな姿を見る度に、助けてくれた3人に心から感謝しているそうです。
出典:facebook.com
This post was published on 2017/01/16