2016年6月15日、オーストラリアのメルボルンにあるバーンリー・トンネルで子猫が発見されました。このトンネルは制限速度が時速80kmのため、動物達にとって危険地帯になっているところです。
その日、トンネルの監視カメラの映像を見ていて管理センターのスタッフが、道路を歩いている1匹の子猫に気づきました。「このままでは子猫が危ない」と思ったスタッフは、すぐに現場近くの保守作業員に連絡したのです。
子猫の命を救うためには、一刻の猶予も許されませんでした。現場に急行した作業員は、子猫の保護を急いだのです。
その様子は動画でどうぞ。(監視カメラの映像)
無事に救助された子猫は全身が泥や汚れで覆われていて、ここに辿り着くまでに様々な苦労をしてきたことが分かりました。
管理センターのスタッフは子猫に『バーンリー』と名づけました。
最初はとても人間に怯えていたバーンリーでしたが、時間とともに落ち着いていき、最後には完全に心を開きました。
こちらは管理センターで道路状況を確認するバーンリーの姿です。
その後、バーンリーは地元の動物保護施設に保護されて、里親さんを探すことになりました。
実は、このバーンリー・トンネルでは2013年にも生後10週の子猫が発見されました。その時も、スタッフの迅速な対応のおかげで無事に救助されたそうです。
保護施設がバーンリーの里親さん募集を始めると、すぐに引き取りたいという人が現れました。メルボルンに住むヘイデンさんとアマンダさん夫婦です。
今では新しい家にも馴染み、幸せに暮しているそうです。
こうして管理センターのスタッフに命を救われたバーンリー。ひとりでトンネルに迷い込んでしまったときは、とても怖かったことでしょう。怪我もなく無事に保護されて本当に良かった。これからは、新しい里親さんに見守られながら、安全な家の中で元気に暮していって欲しいですね。
出典:dogshome.com
This post was published on 2016/07/13