ある日、野良猫だった『ダッチェス』は車にはねられ、うずくまるように倒れていました。偶然そこを通りかかったテイトさんがダッチェスを発見し、すぐに動物病院へと連れて行ったのです。
運ばれてきたダッチェスを見たマイヤー先生は、すぐに緊急手術を始めました。事故によって、かなり変形してしまったアゴも、できるだけ元の状態に戻そうと全力を尽くしたのです。
車にはねられたときの衝撃は相当なものでしたが、ダッチェスは奇跡的に生き延びることができました。
テイトさんが手術後に初めてダッチェスに会ったのは、ちょうど栄養チューブが取り外される時でした。見違えるほど回復したダッチェスの姿に、テイトさんはとても驚いたそうです。
ダッチェスは人懐っこい性格だったようで、テイトさんが近づくとゴロゴロと喉を鳴らしながら寄ってきました。
それからダッチェスとテイトさんの共同生活は始まりました。テイトさんはいつもダッチェスに寄り添い、いっしょの時間を過ごしました。そして、ダッチェスの身体に異常があれば、すぐにマイヤー先生に連絡したのです。
テイトさんは当初、猫の看病の知識を持っていませんでしたが、ダッチェスといっしょに一つ一つ学んでいったそうです。
そんなテイトさんの一日は、ダッチェスの笑顔から始まります。
朝になると、ダッチェスがステキな笑みを浮かべて、起こしにきてくれるのです。
そして手術から数ヶ月が経ちました。
危険な状況を乗り越えたダッチェスは、今でもテイトさんといっしょに元気に暮らしています。
テイトさんは「毎日、ダッチェスから笑顔のプレゼントをもらっているの」と言います。その笑顔につられてテイトさんも自然と笑顔になり、毎日を楽しく過ごしているそうです。
生死の縁を彷徨ったダッチェスは、テイトさんとマイヤー先生のおかげで奇跡的に助かりました。すっかり元気になったダッチェスは、命の恩人にたくさんの恩返しをしているようです。
アゴがちょっと曲がったダッチェスは、世界一の笑顔をプレゼントしてくれる、最高のパートナーなのです。
出典:facebook.com
This post was published on 2016/05/01