猫好きではなかった青年。盲目の猫の里親になって人生が変わった

今回の紹介するパトリックさんは、盲目の猫『スティービー』を家に迎えるまで、猫好きではありませんでした。しかし、スティービーとの生活が人生を変えたのです。

盲目のスティービーは、里親さんが見つかるまでの間、コーク動物愛護協会の援助で動物病院に預けられていました。しかし、目の見えないスティービーを引き取ってくれる人はなかなか現れません。

子猫時代からスティービーを知っていたパトリックさんですが「きっと誰かが引き取ってくれるだろう」と、里親になることを全く考えていませんでした。

しかし、時間が経つにつれ、ずっと独りぼっちのスティービーを助けてあげたという思いが強くなり、ついに里親になろうと決意したのです。

そしてスティービーを家に迎えた日、パトリックさんの人生は変わりました。

パトリックさんは、スティービーを迎えるために、生活環境や生活時間を調整する必要がありました。家の中の家具はスティービーがぶつからないように配置をかえました。また、食器やベッドも毎回同じ場所に置くように心がけました。

そんなパトリックさんを困らせないようにしているのか、スティービーは生活するために必要なことを、驚くほど速く学習していきました。

パトリックさんにとって、不自由になったかのように思えるこの生活。しかし、パトリックさんは愛情いっぱいにスティービーを見つめます。

生活環境や生活時間を変えることはパトリックさんにとって、とても些細なことでした。

スティービーの存在が、パトリックさんの人生を喜びと優しさに満ちた、幸せなものに変えてしまったのです。

スティービーの一番の楽しみは散歩に出かけることです。スティービーはシッポを杖のように使って、障害物を確認しながら上手に歩きます。

この時間はきっと、パトリックさんにとっても、何物にも代えられない至福の時間になっていることでしょう。

引き取り手がなかったスティービーは、寂しい期間を乗り越えて最高の飼い主さんに出会うことができました。動物の面倒を見るということは決して簡単なことではありませんが、その苦労の何倍もの充実感が得られるように思います。

動物達への無償の愛は、私たちにたくさんの幸せを運んできてくれるのです(*´ω`*)

出典:imgur.com

This post was published on 2016/04/23