ある日、1匹の野良猫がフェリスさんの家のドアの前に現れました。不思議なことに、それから毎日のようにドアの前に現れるようになったのです。
その猫はフェリスさんが近づいて行くと、嬉しそうに身体をスリスリしてきました。幸せそうに甘えてくる猫のことが大好きになったフェリスさんは、猫に『ビバ』という名前をつけ、家に迎え入れることにしたのです。
ビバと暮らし始めてから少し経った頃、フェリスさんはビバのお腹が大きくなっていることに気付きました。それは食べ過ぎではないことは明らかでした。ビバは妊娠していたのです。
しばらくして、ビバは元気な5匹の子猫を産みました。
子猫達は、ビバお母さんの愛情をたっぷりと受けて、元気いっぱいに育ちました。
そして、生後1週間後、ついに子猫達の目が開いたのです。
その後、成長した5匹のうち4匹を里親に出しました。そして、5匹の中で唯一毛色が茶色だった子猫に『ジッピー』と名づけ、自宅で育てることにしたのです。
こちらが今のジッピーの姿です。すっかり美猫になりましたね♪
どうやらビバは、子猫を産む場所を探している途中でフェリスさんに出会ったようです。そして、優しいフェリスさんと接しているうちに、この人のところなら安心して子猫を産むことができると思ったのではないでしょうか。ビバの幸せそうな顔を見ていると、それが正しい判断だったことがよく分かりますね。これからもビバは、大きく成長したジッピーと共に、いつまでも幸せに暮らしていくことでしょう♪
出典:flickr.com
This post was published on 2016/03/27