蒸留所にどこからともなく現れた4匹の子猫達。そこで働くことを決めて、出会った全ての人達をとりこにする (*´ェ`*)

2017年の春、ケンタッキー州にある『ジェプサ・クリード蒸留所』に、幼い子猫の4姉妹がどこからともなく現れました。蒸留所のスタッフ達が敷地内にワラを敷き詰めていたところ、ワラの束の1つに子猫達が隠れているのを発見しました。

「私達がワラを広げたり、干し草の束を運んだりしていると、束の中から子猫が転がり落ちてきました」と蒸留所の共同代表のオータム・ネサリーさんが言いました。

出典:jepthacreed

スタッフ達は子猫達の母親を探しましたが、結局見つけることはできませんでした。子猫達は長い間母親と離ればなれになっていたようで、誰かの助けがなければ長くは生きられないことがすぐに分かりました。

「子猫達はとても小さな体をしていて、明らかに飢えていました。」

スタッフ達にとって、子猫達を迎える決断をするのは簡単なことでした。少し前から敷地内で猫を1匹飼うことを検討していたため、「4匹を迎えてみるのもいいかもしれない」と考えたのです。子猫達は蒸留所で使われている原料にちなんで、『モルト(麦芽)』、『ウィート(小麦)』、『バーリー(大麦)』、『ライ(ライ麦)』と名付けられました。

「私達が見つけた時、子猫達はまだ目を開いたばかりだったため、スタッフ全員が交代で哺乳瓶を使ってミルクを飲ませました。」

保護されてから数年の間に、4匹の子猫達はみんな健康で幸せな成猫へと成長しました。猫達は蒸留所の環境の中で元気に過ごし、いつもスタッフやお客さんとの時間を楽しんでいるそうです。

出典:jepthacreed

「昼間の猫達はたいてい昼寝をしています。でもツアー客が来ると目を覚まします。猫達はみんな撫でられたり、注目されたりするのが大好きです。」

そんな自由に過ごしている猫達ですが、蒸留所の運営において重要な役割を果たしていました。夜の間は敷地内を巡回する警備員として働いているのです。

蒸留所で働いているということだけでも特別な存在ですが、猫達はみんな茶トラのメス猫で遺伝子的にも特別でした。茶トラはオス猫の数が非常に多く、メス猫の割合が2割ほどのため、茶トラの4姉妹は非常に珍しいことなのです。

スタッフ達は全員、この特別な猫達が8年前にこの蒸留所にやって来たことをとても幸運に思っています。猫達は素晴らしいマスコットとして活躍していて、出会った全ての人達に癒しと喜びを与え続けているのです(*´ω`*)

This post was published on 2025/10/31