ある日、動物の保護活動をしているアリッサ・デハートさんが、家の近くで路上を彷徨い歩く猫の姿を見かけました。その後、気温が急激に下がり始めると、アリッサさんはその猫のことがとても気になったため、寒さをしのげるように自宅に避難させることに決めました。
「私が猫の姿を探していると、駐車場にいるところを発見しました」とアリッサさんが言いました。アリッサさんは猫が友好的な性格か分からなかったため、反応を見るために猫を呼んでみました。
すると驚いたことに猫は全く躊躇することなく、アリッサさんに向かって小走りで近づいてきたのです! そしてそのままアリッサさんの足に身体を擦りつけて、膝の上に登ってきました。
猫は非常に人懐っこい性格で、たくさんの愛情を欲しがっていました。
その後、アリッサさんが猫を家の中に連れて行くと、猫は一瞬でハグ好きの猫へと変わりました。猫は頭を撫でてもらうために、何度もアリッサさんに擦り寄ってきました。
さらに猫は喉のゴロゴロスイッチをオンにして、まるでこの家でずっと暮らしていたかのように、アリッサさんの膝の上でリラックスし始めました。
アリッサさんはそんな甘い猫に『ラッキー』と名付けました。ラッキーは動物病院でノミや耳の感染症、そして足の怪我の治療を行いました。またマイクロチップが見つかったため、元の飼い主と連絡を取ることができました。しかし、元の飼い主はすでにラッキーの世話をする余裕がなくなっていて、ラッキーを手放すことを決めていました。
「私はラッキーを家族の一員として迎えることに決めました。私はこの時すでに彼の甘い性格に夢中になっていました。」
ラッキーは暖かい家の中で過ごせることにホッとしたようで、一晩中アリッサさんに寄り添って、リラックスしながら眠り続けました。またラッキーは非常に食欲が旺盛で、食事の時間がやって来るたびに、アリッサさんが用意したご飯を全て平らげました。
それから数週間が経つとラッキーの身体が完全に回復したため、アリッサさんは何の心配もすることなく、ラッキーとの時間を楽しむことができるようになりました。
安全な家の中で暮らし始めたラッキーはもう、避難場所や食べ物を探して路上を彷徨い歩く必要はありません。アリッサさんと出会ったラッキーはこの先ずっと、安全な家の中で何不自由ない生活を送っていくことでしょう。
ラッキーは現在、人間用の大きなベッドで毎日ぐっすりと眠っていて、お気に入りの毛布を心ゆくまでこねています。
「私はラッキーのことが大好きで、あの日彼が私のことを選んでくれたように感じています。彼は私がどこに行っても後をついてきて、小さくて可愛い声で話しかけてきます。彼はずっと抱きしめていたくなるほど愛らしくて、毎朝目を覚ました瞬間に最高の光景が目に飛び込んできます。」
「私は最初、家に一晩泊めるためにラッキーに声をかけました。その時はまだ彼に治療やケアを施して、生涯の家族になるとは思ってもいませんでした」とアリッサさんが話してくれました。
こうしてラッキーとアリッサさんはお互いに素敵な出会いを果たすことができました。これからもラッキーはアリッサさんにたくさん甘えながら、いつまでも幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
This post was published on 2024/12/12