ある日、オックスフォードの通りを彷徨い歩いている迷子の子猫が発見されました。子猫は後ろ足に怪我をしていて、足を引きずりながら移動していました。
のちに『バーナード』と名付けられた子猫は、近所の優しい人に保護されて保護施設へと運ばれてきました。その後、施設のスタッフ達はバーナードの養育をお願いするために、保護団体『レン・レスキューズ』のジェニファー・ハートさんに連絡をしました。
ジェニファーさんはすぐに「はい」と返事をしました。そしてバーナードを引き取ると、オークス動物救急病院へと連れて行って、レイチェル・ワラッハ博士に診てもらいました。
「私達はまだバーナードが後ろ足を使えなくなった原因を完全に分かっていませんが、おそらく何かの拍子に脱臼してしまったのでしょう。彼は膀胱にも問題があるようで、ひとりで排尿することができませんでした」と保護団体のアリサ・スミスさんが言いました。
診察を終えてジェニファーさんと一緒に帰宅したバーナードは、すぐにジェニファーさんのことを驚かせました。バーナードは後ろ足を使うことができないにもかかわらず、驚くほど活発な姿を見せてくれたのです。
バーナードは前足だけで上手に移動しながら、家の中を探索し始めました。ジェニファーさんはそんなバーナードのために、仮の車椅子を作ってあげることにしました。
ジェニファーさんはお店でオモチャの車輪などを買ってきて、小さなカート型の車椅子を完成させました。そして早速バーナードに車椅子を装着してみると、バーナードは勢いよく家の中を走り始めたのです!
「バーナードは車椅子を身につけた瞬間、物凄い勢いで走り始めました。彼はいつも楽しそうに移動しています。」
バーナードが動き回る様子はこちら。(スワイプして動画をご覧ください。)
保護から数日の間に、バーナードは他の子猫と同じように何でも出来ることを証明しました。
「バーナードは自分が他の子猫と違っているとは思っていません。彼はとても甘えん坊で、寄り添うことが大好きで、誰とでもすぐに友達になります。」
そしてそれから1週間後、ジェニファーさんはバーナードの後ろ足の片方が動き始めていることに気づきました。もう一方の足は今も動かすことができませんが、バーナードは後ろ足を使わなくても、とても上手くやっているそうです。
バーナードの車椅子は今後さらに丈夫なものにバージョンアップされる予定ですが、今の状態でも自由に家の中を移動しながら毎日を楽しんでいるそうです。
こうしてジェニファーさんのおかげで素早く動けるようになったバーナードは、いつも家の中で夢中になって遊び回っています。そして一日を十分に楽しんだ後は、大好きなジェニファーさんや先住猫に寄り添いながら、幸せそうに眠りに落ちていくそうです(*´ω`*)
出典:wrennrescues/lovemeow
This post was published on 2024/10/13