猫の『ブルータス』はイギリスのソルトニーにあるモリソンズ・スーパーマーケットに6年間毎日通って、お客さんを迎え続けてきました。ブルータスはいつも日が昇っているうちは窓辺でまったりとしていて、日が沈むとリサイクルビンの上でくつろいでいました。
ブルータスは店内にあるカートに乗るのが大好きでした。ある日、カートでペットフード売り場に向かったブルータスは、お気に入りのキャットフードがどのくらい売れているかを調査していたそうです。
そんなお茶目なブルータスはお店の人気者です。「お客さんはみんなブルータスのことが大好きで、彼に会うために多くの人達がお店にやって来ました」と飼い主のクレア・オーエンズさんが言いました。
「ブルータスはいつも得意げな顔をしながら、堂々と店内を歩き回っていました。彼はお客さんに注目されたり、カメラで撮られるのが大好きでした。」
そんなみんなに愛されていたブルータスですが、ある日難病の多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)と診断されました。しかし、ブルータスにとってお店は既に第二の家になっていたため、その後もお店へと通い続けたのです。
とっても社交的で人間好きのブルータスは、お客さんと接している時が一番幸せそうでした。
しかし、6年間お店に通い続けたブルータスは虹の橋を渡りました。
ブルータスの永眠を知った多くのお客さんから、クレアさんの元にたくさんのメッセージが届きました。「あまりにも多くのメッセージが届いて私は圧倒されました。私はブルータスがどれほど多くの人達に愛され、喜びを与えていたのかを強く感じました。」
「お店にはブルータスが生きていた頃から肖像画が飾られています。今ではそれがブルータスの記念碑になっていて、来店したお客さんは今でも彼に挨拶をすることができます。そして彼のことをいつも身近に感じることができます」とクレアさんが話してくれました。
ブルータスは困ったお客さんを助けることが大好きでした。
ブルータスはお客さんにたくさんの笑顔をプレゼントしてきました。
そんな愛らしいブルータスは、お客さんの心の中で今も生き続けているのです。
6年間毎日お店に通い、お客さんを迎え続けてきたブルータスは、多くの人達に喜びを与え、心を癒し、元気を届けてきました。ブルータスはみんなから愛され、みんなを愛していたのです。
天国へと旅立ったブルータスですが、これからも毎日、肖像画の中からお客さんを迎え続けていくことでしょう。
出典:Brutusthesaltneycat/lovemeow
This post was published on 2024/09/26