アメリカのネブラスカ州にあるネブラスカ大学リンカーン校のキャンパス内には、多くの野良猫達が住んでいます。猫達はみんな大学の教職員や学生達にしっかりと世話をされていて、安心して暮らしているそうです。
この大学で最初に世話をされていた猫は1匹だけでしたが、時間が経つにつれて猫の数が少しずつ増えていきました。
その後、大学の教職員がボランティアグループを結成し、キャンパス内に猫達の家を作って、毎日ご飯を用意するようになりました。
さらにボランティアグループは猫達のために、ご飯の給餌ステーションを建てました。そして毎日の掃除と給餌を教職員が行っていましたが、ある日、学生のグループが「私達にも手伝わせて欲しい」と申し出てきたそうです。
またボランティアグループは地元の保護団体と協力して、猫達の去勢や避妊、予防接種なども行っています。さらに妊娠中の母猫や幼い子猫達が迷い込んできた時は、ボランティアグループと保護団体で保護して、里親さんを探してあげるそうです。
この活動によって不幸な猫達が少しずつ減っていきました。元々キャンパスには100匹以上の猫が住んでいたのですが、70匹ほどに減っているそうです。
ここで暮らしている猫達は、毎日世話をされているうちに徐々に人間に慣れていきます。そして人間を信頼した猫達は、とっても愛らしい姿をたくさん見せてくれるようになるそうです。
こちらの『リル』と名付けられた猫は、人間に抱っこされるとゴロゴロと喉を鳴らすようになりました。
また黒猫の『チャーリー』は最初はとっても臆病でしたが、人間の温かい膝の上が大好きになりました。
こちらの猫は元々キャンパスで暮らしていた猫でしたが、レベッカさんに保護されて家族に迎えられました。今は温かい家の中で幸せな毎日を送っているそうです♪
キャンパスには時々こんなに可愛い子猫達も迷い込んできます。そんな時はすぐに子猫達を保護して、保護施設へと連れて行きます。
またボランティアスタッフのフィーダさんは、『ファジー』という名前の妊娠中の猫を保護しました。ファジーは3匹の子猫を無事に出産した後、母親のいない3匹の子猫が運ばれて来ると、まるで我が子のように愛情を注ぎ始めたそうです。
キャンパス内では毎日多くの学生達が猫達と一緒に楽しい時間を過ごしています。学生達は勉強や日常生活でストレスが溜まりますが、猫達と過ごすことでストレスから解放されるそうです。
猫と人間が仲良く暮らすキャンパスは、みんなが笑顔になれる幸せの空間なのです。
ネブラスカ大学の活動は地域の不幸な猫を減らし、幸せな猫を増やしていっています。また、学生達や教職員達の心のケアにもつながっているのです。このような素敵な取り組みがどんどん広がっていくと嬉しいですね(*´ェ`*)
出典:Friends of Husker Cats/lovemeow
This post was published on 2024/08/21