見えない目で路上を彷徨っていた子猫。迎えられた家で優しい家族と先住猫の助けを借りて、再び目が見えるようになる

ある日、目の見えない状態で路上を彷徨い歩いていた子猫が発見されて、地元の保護施設『パピー・キティー・ニューヨークシティー』に運ばれてきました。

子猫は非常に体重が不足していて、衰弱していて、重度の感染症によって目が開かなくなっていました。「子猫はとても具合が悪く、人間が介入しなければ長くは生きられませんでした」と保護施設のスタッフが言いました。

『ジェイド』と名付けられた子猫が命をつなぐためには24時間体制の世話が必要でした。その話を聞いた養育ボランティアさんはすぐに子猫を引き取ることを申し出ました。

出典:puppykittynycity

「私達はジェイドの治療を始めて、一日中看護を続けました。彼女の身体は冷たくなっていたため、私はベストの中に彼女を入れて温めました。そして最初の夜は一晩中、彼女の容態を注意深く見守っていました」と養育主さんが言いました。

ジェイドは養育主さんにしがみついて、膝や首で丸くなりながら温もりを求めました。

「ジェイドはすぐにこの場所が安全だと分かったようです。彼女は誰かに寄り添ってもらいたいと思っていて、決して私のそばから離れようとはしませんでした。彼女の後ろ足は栄養失調で非常に弱っていましたが、それでも彼女は私の膝や腕の中に滑り込んで、温もりを感じようとしていました。」

ジェイドは養育主さんから鼓動のするヌイグルミをもらうと、すぐにヌイグルミをこね始めて、嬉しそうに喉を鳴らし始めました。

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発見された時のジェイドは重度の呼吸器感染症を患っていて、目はひどい炎症を起こしていました。ジェイドは適切な薬と栄養と暖かさ、そしてたくさんの愛情のおかげで、毎日少しずつ目が回復していきました。

そしてついにジェイドは目を大きく開いて、はっきりと物を見ることができるようになりました。ジェイドは養育主さんの家の中を探索して、元気いっぱいに走り回って、オモチャで遊ぶようになりました。

ジェイドはレスリングの技を磨くために大きなヌイグルミを選びました。ジェイドはそれを養育主さんのところに持って行って、自分の一番の宝物だと誇らしげに披露しました。また全身に力を取り戻したジェイドは、高いところにも登れるようになりました。

ジェイドは部屋の中の全ての頂上を制覇して、キャットツリーの周りを楽しそうに飛び跳ねているそうです。

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そんなジェイドは多指症の猫で、並外れた握力を持っています。ジェイドはいつも手の届く範囲にあるオモチャを全て手に入れようとしていて、自分のシッポまで掴もうとしているそうです。

ジェイドは新たな生活の中でシンクの居心地の良さや、日当たりの良い窓辺の快適さを発見し、愛情深い先住猫とも仲良くなりました。

先住猫はジェイドを温かく迎え入れて、まるで母親のように可愛がるようになりました。ジェイドはそんな先住猫に大きな愛情を感じて、いつも強く抱きしめながら幸せそうに眠りに落ちていくそうです。

養育主さんの助けを借りてジェイドは幸せで健康で、ずっと抱きしめていたくなるような子猫に成長しました。ジェイドは走り回ったり、イタズラをしたりしていない時は、養育主さんに寄り添いながらたっぷりと愛情を吸収しているそうです。

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「ジェイドはとても好奇心が旺盛で、人間のそばにいるのが大好きです。そんな彼女の趣味は小さなボールでサッカーをしたり、ヌイグルミや他の保護猫達と格闘したり、自分のシッポを追いかけたりすることです。」

またジェイドは家事をしている養育主さんに付き添って、養育主さんの様子を観察することを楽しんでいます。さらにジェイドは洗濯物の上に座ったり、パソコン画面のカーソルを追いかけたりしながら、養育主さんを『お手伝い』しているそうです。

「ジェイドはいつも軽く触れただけで喉をゴロゴロと鳴らし始めます。彼女はとても人懐っこくて、私が帰宅すると玄関で出迎えてくれます。彼女は人間と一緒にいる時間が大好きで、いつも私達にたくさんの愛情を与えてくれます」と養育主さんが話してくれました。

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こうして目の見えない状態で保護されたジェイドは、優しい人達のおかげで再び目が見えるようになりました。今のジェイドはいつも瞳を輝かせながらたくさんの愛情を吸収していて、溢れ出すエネルギーで元気いっぱいに走り回っているのです。
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This post was published on 2024/07/15