ある日、動物保護『セージ・アニマルレスキュー』に1匹の子猫が運ばれてきました。子猫を受け取ったスタッフ達は、子猫が野生のボブキャットの赤ちゃんだと分かってとても驚きました。
スタッフ達はボブキャットの赤ちゃんに『ボブ』と名付けました。
ボブが保護されたのは嵐の日の翌日のことでした。どのような理由があったかは分かりませんが、ボブは母親と離ればなれになってしまい、独りぼっちになっていたところを発見されたのです。
ボブを見つけた男性はボブの母親が戻ってくるだろうと思い、しばらく近くで様子を見守っていました。しかし、いくら待っても母親が現れなかったため、ボブを保護施設に連れていくことに決めたそうです。
ボブは生後わずか数日の赤ちゃんだったため、子育てをしてくれる母親の存在が必要でした。そこでスタッフ達はボブと同じ日に5匹の子猫達と一緒に保護された母猫の『スイートピー』に会わせてみました。
するとスイートピーはボブのことを一瞬で受け入れたのです!
それから15分後には、スイートピーはまるで我が子と接するかのようにボブの世話を始めました。その様子を見たスタッフ達は、「ボブはもう大丈夫」と確信したそうです。
ボブはスイートピーの愛情を受け取りながら、すくすくと成長していきました。
その後、スイートピーと同じくらいの大きさになったボブは、野生に戻るためのリハビリを始めました。
そしてついにボブはスイートピーお母さんに別れを告げて、ひとりで野生へと帰っていったのです。
こうしてボブは優しいスイートピーのおかげで再び野生に戻ることができました。これからは新しい環境での暮らしになりますが、きっとボブはどんな困難にも負けずに、たくましく生き抜いていくことでしょう。
出典:sargeanimals/lovemeow
This post was published on 2024/07/16