ある日、猫を見るために保護施設『エクスプロイツ・バレー・SPCA』を訪れたアリシアさんが、2匹の新しい家族と一緒に帰宅しました。
今から数週間前のこと、茶白猫の姉妹の『マイア』と『ホーキンス』がより良い生活を送るためのチャンスを求めて、保護施設に連れて来られました。「ふたりはとっても可愛い姉妹で、15歳で私達の施設にやって来ました」と保護施設のスタッフが言いました。
ふたりはどちらも体調が良く、とってもフレンドリーな性格で、会う人全てに熱心に愛情を求めました。ふたりはいつでも交流する準備ができていて、訪問者を見るとすぐに飛び上がりました。「ふたりはいつも誰かの姿を見つけると、愛情とナデナデを求めてケージの前の方に駆け寄ってきます。」
「私達はふたりが最期を迎える瞬間まで、甘やかされて、大切にされながら過ごして欲しいと強く思いました。ふたりのような高齢の猫が施設に連れて来られるのは悲しいことです。」
マイアとホーキンスに夢のような住まいが見つかることを願って、スタッフ達はソーシャルメディア上でふたりの話をシェアしました。すると以前この施設から猫を引き取ったことのあるアリシアさんが、友人からふたりの話を聞いて施設を訪れました。
「私はふたりを飼うつもりはありませんでしたが、ふたりにたくさんの愛情を注いであげたいと思い施設を訪れました。でも実際にふたりの姿を見ると、一瞬のうちに恋に落ちました」とアリシアさんが言いました。
マイアとホーキンスはアリシアさんに気づくと嬉しそうに近づいてきて、ケージの扉が開くとすぐにアリシアさんに寄り添いました。
その様子にアリシアさんは、ふたりがどれほど家族を待ち望んでいるのかを理解しました。「私はふたりのことを放っておけなくなりました。ふたりには老後を楽しむための家が必要でした。」
そしてアリシアさんはその日、ふたりと一緒に施設を後にしたのです。
「保護活動に携わっている人達はみんな、高齢の猫が家を見つけることがどれほど大変なことかを知っています。ましてや2匹となると尚更です。私達は彼らに家を提供してくれた人達全てに心から感謝しています」とスタッフが言いました。
マイアとホーキンスはすぐに新しい環境に慣れて、家の中を探索して、触れたもの全てを自分達のものにしようとしました。
ふたりは先住猫の『ミッドナイト』に会って、すぐに仲良くなりました。また、ふたりは快適な家の中に満足して、それぞれの愛らしい個性を輝かせました。
「マイアはとても甘えん坊で愛情深く、人間の膝の上が大好きです。ホーキンスも同じですが、彼女は窓のそばで昼寝をするのも好きです。」
「ふたりはとても甘い絆で結ばれていて、いつも抱きしめ合ったり、身体をこすり合ったりしています。」
ふたりは窓の近くの大きなキャットツリーが気に入ったようで、そこで暖かい日差しを浴びながら窓の外の世界を眺めています。
「マイアは横になって転がるのが好きで、ホーキンスはキャットツリーの爪研ぎに魅力を感じているようです。」
「マイアとホーキンスは愛情深く、愛らしくて、年齢の割にとても活発です。ふたりはいつも走ったり、遊んだり、探索したり、新しい猫の妹に寄り添ったりしながら、毎日を幸せいっぱいに過ごしています」とアリシアさんが嬉しそうに話してくれました。
こうして保護施設を訪れたアリシアさんによって、マイアとホーキンスは新しい人生を歩み始めることができました。ふたりが後どれくらい生きられるかは分かりませんが、最期を迎える瞬間まで幸せな毎日を送っていくことでしょう。
出典:EvspcaAdoptables/lovemeow
This post was published on 2024/06/25