十分な愛情を得ることができなかった野良猫。手を差し伸べてくれた優しい親子のおかげで再び希望を見つける

ある日、アパートの周りを彷徨い歩く1匹の猫が発見されました。猫は誰かにかまって欲しくて、自分のことを撫でてくれる優しい手を探していました。

多くの人達が猫の前を通り過ぎる中、猫を撫でるために女の子と母親が立ち止まりました。「母親の話によると、猫はとっても人懐っこくて、人間にかまってもらうのが好きで、特に女の子からのハグは決して断ることはないそうです」と保護施設『ポーズ・オブ・ホープ・NYC』の創設者のギッセルさんが言いました。

「猫は毎日アパートの外で辛抱強く待っていて、女の子を見た瞬間に目を輝かせました。」

出典:pawsofhopenyc

『ルチアーノ』と名付けられた猫は、ニューヨークの路上で忘れられた多くの動物達のうちのひとりでした。「路上での生活は先の見えない状況がいつまでも続きます。そんな中、女の子と母親がルチアーノの命綱になって、新たな希望と安心感を与えました。」

ルチアーノは大好きな女の子の姿を見つけると庭を横切って挨拶をして、女の子の手や足に擦り寄りました。ルチアーノは女の子から食べ物とナデナデを受け取ると、とっても幸せそうな姿を見せてくれました。

「女の子の優しさは、愛情を必要としているルチアーノにたくさんの喜びをもたらしました。」

出典:pawsofhopenyc

女の子と母親はルチアーノを家で飼うことが出来なかったため、ルチアーノを助けるために全力を尽くしました。母親はルチアーノが愛情溢れる家族と一緒に暮らせるように、SNS上で保護施設に連絡をしました。

その後、ギッセルさんがそのメッセージを見ると、すぐに行動を起こしました。ギッセルさんは母親とやりとりをして、翌日現地に向かってルチアーノを保護しました。そして、ルチアーノを養育主さんの家に連れて行きました。

「ルチアーノはとても優しくて魅力的な猫です。彼は自分が安全な場所に来られたことを知ると、とってもリラックスして、早速オモチャで遊び始めました。」

出典:pawsofhopenyc

ルチアーノはすぐに養育主さんの家に落ち着きました。ルチアーノは床の上にゴロンと寝転がって、窓辺から外の様子を観察し、ベッドの上で転がりながら布団の柔らかさを堪能しました。

ルチアーノは現在、安全な家の中で快適な生活を送れていることに興奮しています。ルチアーノは毎日家の中を自由に歩き回って、溢れ出す好奇心を満たしているのです。

とっても活発なルチアーノは、いつもオモチャのアルパカとプロレスごっこをして格闘スキルを磨いています。また甘えん坊なルチアーノは、一日に何度も養育主さんに向かってかまってアピールを繰り出しているそうです。

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こうして路上を歩き回りながら通行人に愛情を懇願していたルチアーノは、近所の女の子と母親に優しくしてもらい、養育主さんの家で花を咲かせることができました。

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ルチアーノはこれからも温かい愛情を全身で吸収しながら、周りの人達の心を癒し続け、いつまでも幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:pawsofhopenyclovemeow

This post was published on 2024/06/03