約3ヶ月前、保護団体『リトル・ワンダラーズ・NYC』は、ゴミだらけの場所で見つかった猫の救助要請を受けました。
その日、地元の猫のコロニーを管理している女性が、門の後ろの空き缶の山に座っている猫の姿を発見しました。猫は臆病でしたが、女性が優しく声をかけると逃げることなく返事をしてきました。
女性は猫が最近この場所にやって来て、行く場所がないことに気づきました。女性は猫の甲高い声とゆっくりとしたまばたきに心を動かされて、猫を安全な場所に連れて行かなければならないと強く感じました。
「女性から連絡を受けて現場に向かった私達は、少し怖がっている猫の姿を見つけました。彼は助けを求めるかのように鳴きながら、門の後ろに留まり続けていました。ちょうどその頃、徐々に気温が下がってきていたため、私達は彼のことがとても心配になりました」と保護団体のスタッフが言いました。
猫を保護したスタッフ達はすぐに、猫を自分達の施設に連れて帰りました。「もしかすると猫は少し前まで誰かに飼われていたのかもしれません。彼は路上での生活に不慣れで、このまま放っておいたら命の危険がありました。」
その後、『フェアマウント』と名付けられた猫は、安全な施設の中で過ごし始めました。フェアマウントは初めての環境に戸惑っていましたが、たくさんのご飯と寝心地の良いベッドに安心したようでした。
そして獣医さんの元を訪れたフェアマウントは、オヤツの助けを借りて自分の殻を破りました。フェアマウントは診察台の上で横になって、みんなからの愛情を受け入れ始めました。フェアマウントは胃に重度の感染症を患っていて、すぐに治療を始める必要がありました。
保護団体のスタッフ達と獣医さん達の努力で、フェアマウントは次第に快方へと向かい始め、体重も増えていきました。「私達はフェアマウントの世話をして、経験豊富な養育主さんの家に連れて行きました。」
養育主さんの家で過ごし始めたフェアマウントは、順調に体調を回復させていきました。フェアマウントは自信を持って先住猫達に近づいていくようになり、養育主さんの気を引くために可愛い声で話しかけてくるようになりました。
フェアマウントが新しいオモチャを発見すると、心の中の子猫の部分が表に出てきて無邪気に遊び始めました。その姿を見た養育主さんは、フェアマウントが生涯の家に行く準備を整えたことを理解しました。
ちょうどその頃、ある夫婦が家族に迎えるための猫を探していました。「私達は養育活動を通して、自分達の猫が欲しいと思うようになりました。それから数週間かけていくつかの保護施設を調べて、フェアマウントのことを知りました」と夫婦が言いました。
夫婦はフェアマウントの姿にすぐに魅了されました。そしてフェアマウントの救出の物語を知った時、フェアマウントを家族に迎えたいと強く感じたのです。
フェアマウントは保護の数ヶ月後に生涯の家で暮らし始め、名前を『ソーヤー』に変えました。あの日、ゴミの山に座っていたソーヤーでしたが、今はいつも近くにたくさんのご飯が用意されている快適な玉座に座っているのです。
またソーヤーは夫婦からもらったトンネルがとても気に入ったようで、いつも勢いよくトンネルに飛び込んだり、トンネルの中でまったりとくつろいだりしているそうです。
「ソーヤーは家に来た日から私達と一緒にベッドで昼寝をしたり、オモチャで一緒に遊んだりと、いつも楽しそうに過ごしています。私達はソーヤーと出会えたことに心から感謝しています」と夫婦が嬉しそうに話してくれました。
こうして路上から保護されたソーヤーは、優しい人達のおかげで素敵な家に辿り着くことができました。これからもソーヤーはたくさんの愛情を感じながら、幸せに満ちた毎日を送っていくことでしょう(*´ェ`*)
出典:littlewanderersnyc/lovemeow
This post was published on 2024/02/09