「絶対に猫好きにはならない!」と主張していた男性。治療中の保護猫を助け始めると、猫への気持ちに予想外の変化が!

ある日、ニューヨークに住む家族が家の庭で、気分が非常に悪そうな無気力な野良猫の姿を発見しました。猫は少し前から近所を歩き回っている姿が目撃されていました。

家の庭に辿り着いた猫はもう動き回る力が無いにもかかわらず、近づいてきた家族に対して友好的な反応を返しました。猫は早急な治療を必要としていたため、家族は地元の保護施設『リトル・ワンダラーズ・NYC』に助けを求めました。

その後、保護団体『セントスピロ・キャット・レスキュー』のボランティアの協力によって、猫はすぐに保護されて動物病院に運ばれました。

出典:cat_from_hells

推定年齢が約7歳だった猫は、呼吸器の感染症や歯の病気、さらに皮膚のトラブルなど、非常に多くの問題を抱えていました。そんな状態にもかかわらず、猫はたくさんの愛情を求めて甘えてきました。

それから数ヶ月間、『ブレイブマン』と名付けられた猫は保護施設の支援を受けながら、身体を回復させるために様々な治療を受けました。そして養育主さんの家に行けるほどに回復すると、猫はまだ養育ボランティアになったばかりの夫婦の元に向かいました。

「私達は少し前に猫の養育活動への参加を決めて、保護施設を通してブレイブマンを預かることになりました」と妻のポリーナさんが言いました。

ポリーナさんの夫は今までに猫を飼ったことがありませんでしたが、ポリーナさんの手助けをすることに決めていました。でも夫は「自分は絶対に猫好きにはならない!」と主張していたそうです。

ブレイブマンがポリーナさんの家に到着すると、夫は特にブレイブマンを歓迎したりはしませんでしたが、養育主としての役割はしっかりと果たすことを決めていました。

一方のブレイブマンにとって、新しい家での生活はとても刺激的でした。ブレイブマンは頭の上に屋根があり、自分の世話をしてくれる人達がいることに興奮していました。ブレイブマンはとてもフレンドリーな性格で、何事にも前向きで、すぐに夫婦に好印象を与えました。

ブレイブマンはまだ身体の治療を続けていて、定期的に動物病院に通う必要がありました。

ポリーナさんは日中仕事で家にいなかったため、在宅勤務の夫がブレイブマンと一緒に過ごし、ブレイブマンの世話を行いました。「夫は毎日ブレイブマンの世話しています。さらに夫はブレイブマンを動物病院に連れて行く役割も引き受けてくれました。」

「夫はブレイブマンがご飯を食べない時は、スプーンでウェットフードを食べさせたりもしました。そして一日のうちの多くの時間を一緒に過ごしたふたりは、自然と絆を深めていきました。」

ブレイブマンは夫婦に世話をされながら確実に回復していき、その間に夫の心の奥深くへと入り込んでいきました。ブレイブマンは夫婦の膝の上に飛び乗ってハグをしたり、夫婦の後を追いかけたりしながら、幸せそうに過ごしていました。

また夫婦がパソコン作業をしていると、ブレイブマンがいつの間にかやって来て、作業の手助けをしてくれることもよくありました。そしてブレイブマンは家の中で寝心地の良い場所を見つけると、どんな場所でも眠り始めました。

夫婦の適切な看護とたくさんのご飯のおかげで、ブレイブマンはさらに回復していき、これまで以上に快適に過ごせるようになりました。

そしてブレイブマンは約2年間、夫婦と一緒の時間を過ごしました。この頃にはすっかりブレイブマンのことを手放せなくなっていた夫婦は、ブレイブマンを正式な家族の一員として迎えることに決めたそうです。

「私達はブレイブマンと出会えたことに心から感謝しています。ブレイブマンは私達の大切な子供で、私達の元にたくさんの幸せを運んできてくれました」とポリーナさんが嬉しそうに話してくれました。

今のブレイブマンは王様のような生活を送っていて、大好きな夫婦と一緒に幸せな毎日を送っています。そんなブレイブマンのおかげですっかり猫好きになった夫は、毎日ブレイブマンのことを撫でたりハグしたりしながら、最高の癒しの時間を楽しんでいるそうです(*´ω`*)
出典:cat_from_hellslovemeow

This post was published on 2023/06/18