ある日、保護施設『セービング・グレイス・レスキュー』の創設者のアンバー・ローズさんが動物保護センターでケアが必要な子猫達をチェックしている時に、目が荒れた子猫の姉妹に出会いました。
子猫達は野外で発見されて、この場所に連れて来られました。生後約3週だった子猫達は体重が不足していて、ノミに覆われていて、上気道感染症を患っていました。
アンバーさん達は子猫達を助けるために、すぐに動き始めました。
その後、保護施設で養育ボランティアをしているジョイスさんが子猫達を自宅に連れて帰って、子猫達に『ココ』と『パフ』と名付けました。子猫達は感染症の治療を受けて、少しずつ荒れていた目が改善していきました。
子猫達は暖かくて快適な環境の中でケアをされると、徐々に快方へと向かい始めました。子猫達は適切な世話と美味しいご飯、そして温かいハグのおかげで確実に元気を取り戻していったのです。
子猫達に食欲が戻ると、愛らしい声も戻ってきました。黒白猫のココは食事の時間が来るたびに大きな声でご飯を要求して、ジョイスさんに決して「ノー」とは言わせませんでした。
「ココはいつもお腹が空くと大きな声でご飯を急かしてきます。彼女はとってもお喋りで、躊躇することなく自分の意見を伝えてきます」とジョイスさんが言いました。
一方のパフは大人しい性格で、いつもココの後を追いかけていました。「パフは穏やかな性格で、とても賢い子猫です。彼女はトイレの使い方もすぐに理解しました。」
子猫達はジョイスさんのおかげで人間のことが好きになり、すっかり甘えん坊になりました。また子猫達は成長と共に活発になり、一緒に遊んだり寄り添ったりすることのできる友達を強く望むようになりました。
その後、恐れ知らずのココがパフを連れて部屋中を冒険するようになりました。そんな子猫達が暮らしている家には、ジョイスさんの他に子猫達に会えるのを楽しみにしているもうひとりの養育主さんがいました。
それは2ヶ月前にやって来た保護犬の『チョバニ』でした。チョバニは妊娠中に野外で発見されて、保護施設『HDBnQレスキュー』の助けを借りながら子犬達を育てた後、ジョイスさんの家族になりました。
チョバニは子猫達の鳴き声を聞いた瞬間に目を輝かせ始めて、母親としての本能が湧き上がってきました。「チョバニは本能に抗えず、子猫達をたくさん抱きしめて、毛づくろいをしてあげたくなっていました。」
そしてついに子猫達との初対面の時がやって来ると、チョバニは一瞬で子猫達のことを迎え入れました。チョバニはさっそく子猫達にキスをして、まるで母親のように毛づくろいを始めたのです。
勇敢なココはすぐにチョバニのことが気に入って、寄り添ったりもたれかかったりするまでにはほとんど時間がかかりませんでした。
ココはその日からソファーの上のチョバニに気づくと、すぐにソファーをよじ登って一緒に遊ぶようになりました。またココはチョバニに何度も頭突きをして、チョバニの腕の中で丸くなったり、ピッタリと寄り添いながらくつろいだりするようになったのです。するとその様子を見ていたパフも、ココと同じようにチョバニに寄り添い始めました。
さらにチョバニが横向きで寝ていると、子猫達はチョバニのお腹を幸せそうに両手でこねて、ゴロゴロと喉を鳴らしながらチョバニのミルクを吸おうとし始めました。
子猫達はジョイスさん達のおかげで元気を取り戻し、チョバニとの出会いによってさらに充実した毎日を送り始めました。今の子猫達には優しく世話をしてくれるジョイスさんと、たくさん甘えさせてくれるチョバニがいて、いつも幸せを感じながらすくすくと成長を続けているのです。
これからも子猫達は安全な家の中で過ごしながら、いつまでも何不自由ない生活を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:kangaroothekitty/lovemeow
This post was published on 2023/05/18