動物の保護活動を行なっているニッキ・マルティネスさんが病気の子猫に出会った時、すぐに助けなければならないと強く感じました。野良猫のコロニーで暮らしていた子猫は、ニッキさんと一緒に活動しているデビッドさんによって保護されました。
子猫は非常に痩せ細っていて、体重が900gもありませんでした。また子猫は鼻が詰まっていて、元気が無く、ほとんど目を開くことができませんでした。
ニッキさんは救助された直後の子猫に会うと、病気の治療と養育のために自宅に連れて帰ることに決めました。「子猫は上気道感染症を患っていて、非常に体調が悪そうでした」とニッキさんが言いました。
子猫はニッキさんに『ジョルディ・リー』と名付けられました。ジョルディはたくさんの毛布と美味しいご飯が用意された快適な空間で過ごし始め、適切な治療とケアで徐々に回復していきました。
一方、ジョルディが安全に過ごし始めたことを確認したデビッドさんは、これ以上不幸な猫が産まれないように、コロニーにいる全ての猫の避妊去勢手術を行いました。
ジョルディは保護から僅か24時間で随分と物が見えるようになり、呼吸も楽になりました。また食欲が改善したことでたくさんのご飯が食べられるようになり、全身からエネルギーが溢れ出してきました。そして、治療を始めてから数日が経つ頃には感染症がほとんど治り、活発に動き回れるようになったのです。
ジョルディは元気を取り戻すとすぐに遊び始めて、家の中での生活を楽しみ始めました。
ジョルディは好奇心が旺盛な社交的な子猫で、先住犬ともすぐに友達になって一緒に過ごし始めました。「ジョルディは犬や猫、そして人間のことが大好きで、すぐに仲良くなって愛情を求め始めます。」
すっかりエネルギーの塊になったジョルディは、常に楽しいことを探しながら毎日を過ごしています。またジョルディは新しいオモチャが追加されるたびに興味を持って、そのオモチャで心ゆくまで遊んでいます。そのためジョルディの周りには手付かずのオモチャが1つも無いそうです。
ジョルディは起きている時間のほとんどを遊びやイタズラに費やしています。「ジョルディは驚くほどの遊び好きで、いつも無邪気に動き回っています。そして犬や猫の友達に会うとすぐに遊びに誘います。」
その後、十分に成長したジョルディは生涯の家を探し始めました。すると里親さんの募集を始めてから1日も経たないうちに、優しい夫婦と出会ったのです。
夫婦は飼い猫の『キティー』の友達を探していて、ジョルディに一目惚れしました。
ジョルディが夫婦の家に引っ越すと、しばらく家の中を探索してから人間用のベッドでくつろぎ始めました。そして、ジョルディが新しい姉猫のキティーに会うと、一瞬のうちに興味を持ったようで、さっそく挨拶しに向かいました。
一方のキティーは最初は少し警戒していましたが、出会って数日でジョルディと一緒に家の中を散歩するようになりました。さらにふたりは今までずっと一緒に暮らしてきたかのように、お互いのことを追いかけるようになったのです。
そして、ジョルディが家に来てから数週間が経ちました。ジョルディとキティーはいつも一緒に夫婦の膝の上で丸くなって、ピッタリと寄り添いながら喉を鳴らしているそうです。
今のジョルディは大好きな夫婦やキティーと一緒に遊ぶことができて心から幸せを感じています。少し前まで路上で身を守りながら生きていたジョルディは、生涯の家でたっぷりと甘やかされながら過ごしているのです。
これからもジョルディは愛情深い家族の元で何不自由なく過ごしながら、最高に幸せな毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:myfosterkittens/lovemeow
This post was published on 2023/04/15