5日前、保護施設『パピー・キティー・ニューヨークシティー』のメーガンさんが、緊急の助けを必要としている子猫についての連絡を受けました。
その日、建設現場の労働者達が子猫の鳴き声を聞き、廃屋の中で幼い子猫の姿を発見しました。子猫は寒さの中で非常に衰弱していて、頭を持ち上げる力も残っていませんでした。メーガンさんは送られてきた子猫の動画を見ると、急いで現場へと向かいました。
子猫の近くには母親や兄弟の姿はなく、独りぼっちになっていましたが、生きたいという強い意志を持っていました。子猫の必死の叫び声は、労働者達を自分のいる場所まで導いたのです。
ミーガンさんは子猫を保護すると、すぐに車の中へと連れて行って保温パッドの上に置きました。すると子猫は鳴くのを止めて、身体が温まってくるにつれてリラックスし始めました。
ミーガンさんが車で動物病院に向かっていると、途中で子猫が非常に無気力な状態に陥りました。ミーガンさんは子猫の命が続かないのではないかと心配しましたが、何とかして子猫に生きるチャンスを与えたいと強く思っていました。
ミーガンさんが動物病院に到着した時、子猫の息は非常に弱々しく、全身に力が全くありませんでした。獣医さん達はそんな子猫に水分を与えながら、身体を温め続けました。
その後も24時間体制の看護が行われると、子猫の状態は確実に回復していきました。
「私が子猫を病院に預けた時は、子猫が生き残れるか分からない状態でした。でも獣医さん達の適切な治療のおかげで、子猫は何とか元気を取り戻すことができました」とミーガンさんが言いました。
子猫が長い眠りから目を覚ますと、頭を持ち上げて、新たに得たエネルギーと好奇心で自分の周りを観察し始めました。子猫の前にはたくさんの困難が立ちはだかっていたにもかかわらず、子猫はその強い意志で前進し続けたのです。
「子猫は何とか命をつなぐことができました。それは本当に奇跡的なことでした。」
その後、『ヤンキー』と名付けられた子猫は、取り戻した食欲でたくさんの栄養を吸収すると、全身からエネルギーが湧き出してきました。そして2日前にミーガンさんが病院にヤンキーを迎えに行くと、ヤンキーはためらうことなくミーガンさんに愛情を求め始めたのです。
ヤンキーはミーガンさんに養育されながら、アゴを撫でられることが気持ち良いことだと気づきました。ヤンキーは最初に数回「シャー!」という威嚇音を出しましたが、ミーガンさんに撫でられると手の中で幸せそうにとろけ始めました。
ヤンキーはこれまでの僅か数日間の間に長い道のりを歩んできました。そして彼女は現在、元気いっぱいに飛び跳ねたり、オモチャに飛びついたり、様々な場所を探索したりしながら、楽しい毎日を送っているのです。「私は愛らしいヤンキーが健康で、幸せであることに大きな喜びを感じています。」
ヤンキーの救助の際には多くの優しい人達が手を差し伸べてくれました。そしてそのうちの1人がヤンキーを家族に迎えることに決めたそうです。
「私がヤンキーに初めて会った時、彼女は死の淵にいました。でも今の彼女は驚くほど元気で、生涯の家に行くのが待ちきれないようです」とメーガンさんが話してくれました。
こうして廃屋で凍りついていたヤンキーは、多くの人達のおかげで無事に元気を取り戻すことができました。ヤンキーはこれからもメーガンさんや生涯の家族にたくさんの愛情を注がれながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:puppykittynycity/lovemeow
This post was published on 2023/02/13