ある日、保護施設『ミニ・キャット・タウン』のスタッフのローラ・マローンさんの元に、助けが必要な3匹の子猫達についての連絡が入りました。そして子猫達の窮状を知ったローラさんはすぐに行動を起こしました。
『リロ』『スティッチ』『ナニ』と名付けられた子猫達は、生後僅か2〜3週ほどでした。子猫達は非常に体重が不足していて、上気道感染症を患っていて、たくさんのケアを必要としていました。
子猫達は温度調整のできる保育器の中で過ごし始めて、ローラさんから24時間体制のケアを受けました。リロと名付けられた子猫は兄弟の中で一番小さな身体をしていましたが、生きたいという強い意志を持っていました。
スティッチやナニが体重を大幅に増やしている間、リロは体調が不安定で、シリンジから食べることにも苦労していました。しかし、ローラさんはリロが一度峠を越えれば、すぐに兄弟に追いつくことを知っていました。
リロの姉の黒白猫のナニは、いつもそばでリロのことを応援していました。また兄のスティッチは好奇心が旺盛で、常に先頭に立って新たな道を切り開き、様々なものの楽しみ方をリロやナニに教えていました。
その後もローラさんの看護とナニの応援で、リロは次第にたくさんのご飯が食べられるようになり、エネルギーを上昇させていきました。
「リロは全てのご飯を喜んで食べて、兄弟と一緒に遊んでいます。さらに彼女はオモチャの使い方も理解して、愛らしい姿で興味深そうに楽しんでいます。」
リロはとっても甘えん坊な性格で、いつもローラさんの夫の身体の上に登って、一緒に寝たいと要求してくるそうです。
「スティッチはヤンチャで、ナニは愛情深く、リロは甘くて可愛い子猫です。リロは兄弟と遊ぶことと寄り添うことが大好きです。」
ローラさんのおかげで健康を取り戻したリロは、部屋の中を歩き回って、兄弟と一緒に冒険を楽しむようになりました。でもやっぱりリロが一番好きなのは人間のハグで、赤ちゃんのように抱っこされると、一瞬で幸せいっぱいの姿を見せてくれるそうです。
そんな人間好きのリロの姿を見ているうちに、ナニも膝の上が好きになり、いつもリロと一緒に膝の上で遊んだり、昼寝をするようになりました。そんなふたりの様子を見ていたローラさんは、ふたりが十分に成長したら、同じ里親さんの家に行かなければならないと強く感じました。
その後、リロとナニが里子に出られるようになるまでには少し時間がかかりましたが、里親募集が始まるとすぐに新しい家が決まりました。またスティッチもその間に新しい家を見つけることができたそうです。
「私達は子猫達のことをとても愛おしく思っていました。でも、『さよなら』をして送り出しました。私達はこれからも養育活動を続け、ひとりでも多くの保護子猫を助けていきたいと思います」とローラさんが話してくれました。
それから数ヶ月後、兄弟の中で一番小さかったリロは、フワフワの豪華なシッポを持った猫へと成長しました。リロとナニは相変わらず仲良しで、いつも一緒の時間を楽しんでいるそうです。
ふたりは現在、生涯の家族のことを心から愛していて、何不自由ない生活を送っています。ふたりはこれからも優しい家族にたっぷりと甘やかされながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:fosterkittyfamily/lovemeow
This post was published on 2022/11/15