ある日、オーストラリアのブリスベンにある保護施設『ベスト・フレンズ・フィーラインズ』に、助けを必要としている母猫と6匹の子猫達についての連絡が入りました。
「母猫は粗大ゴミ用のゴミ箱の中で子猫達を育てていました。彼女がそこでどのくらいの期間を過ごしていたのかは分かりませんが、彼女は非常に痩せ細っていました」と保護施設のニッキさんが言いました。保護施設のスタッフ達はすぐに猫の親子を獣医さんの元へと連れていき、必要な治療を受けさせました。
『オーロラ』と名づけられた母猫は、6匹の子猫達の命をつなぐために、ほとんどご飯を食べずに子育てを続けていたそうです。
オーロラは非常に衰弱していて、疲れ果てた状態で保護施設へと運ばれてきました。「オーロラは恐ろしく痩せ細っていて、立ち上がることもできませんでした。」
保護された直後のオーロラは目の前にたくさんのご飯が運ばれてくると、もう明日には食べられないかもしれないと思い、物凄い勢いでご飯をお腹に詰め込んでいきました。しかし、しばらくするとオーロラは常にご飯が食べられることに気づき、必要な量だけを食べるようになったのです。またここが安全な場所だと分かったオーロラは、リラックスしながら眠りにつくようになりました。
オーロラは美味しいご飯と快適な睡眠で、徐々に力を取り戻していきました。そして保護から数日が経つ頃には、再び4本足で立ち上がれるようになり、部屋の中を歩き回れるようになったのです。
またオーロラは養育主さんが部屋に入ってくるたびに愛情を求めて、撫でられることを楽しむようになりました。
オーロラは頭の上に雨風を防げる屋根があり、いつもそばにお腹を満たすことのできるご飯があることを心から喜んでいました。オーロラは6匹の子猫達の素晴らしいお母さんで、常に子猫達がお腹を満たしていて、全身が綺麗になっているかを確認しているそうです。
そんなオーロラのおかげで子猫達は順調に成長を続け、ついに目が開き始めました。子猫達は大きくなるにつれて好奇心が増していき、身の回りの探索をするようになりました。
「全ての子猫達が歩けるようになり、興味の赴くままに探索をしています。子猫達はいつもみんなで一緒に楽しそうに遊んでいて、その愛らしい姿は私達の心を一瞬で溶かします。」
「オーロラはすっかり室内生活に順応していて、人間のことが大好きになりました。また彼女はたくさんのご飯と安全な環境のおかげで、全身の毛に再び艶が戻りました。」
オーロラは子猫達の成長と共に休憩時間が長くなってきていて、人間と1対1で過ごす時間を徐々に増やしているそうです。
またオーロラは毎朝、ゴロゴロと喉を鳴らしながら人間用のベッドに飛び込んで、養育主さんと愛情いっぱいのハグをしています。オーロラは家の中での生活を存分に楽しんでいて、いつも自信たっぷりにシッポを高く上げながら家の中を歩き回っているのです。
こうして厳しい環境の中で子猫達を守り続けていたオーロラは、全ての子猫達と一緒に安全な家の中で暮らすことができるようになりました。オーロラはいつも大切な子猫達を優しく見守っていて、人間から注がれる愛情を全身で吸収しているのです(*´ω`*)
出典:BestFriendsFelines/lovemeow
This post was published on 2022/10/20