ある日、茶トラの母猫が6匹の子猫達と共に野外で発見されました。母猫は子猫達にミルクを飲ませ、子猫達を守るために最善を尽くしていました。
その後、猫の親子は地元の保護施設『ウィルコ・リージョナル・アニマル・シェルター』に運ばれました。「親子を見つけた人達は施設のスタッフ達に、『母猫がとても野生的で注意する必要がある』と伝えてきました」と養育ボランティアのメーガンさんが言いました。
しかし、驚いたことに施設に着いた母猫はとってもフレンドリーで、まるでここが安全な場所だと知っているかのように、スタッフ達に甘え始めました。
その後、スタッフ達が養育ボランティアを探し始めると、すぐにメーガンさんが親子を養育することを申し出ました。こうして『イーブイ』と名づけられた母猫と6匹の子猫達は、メーガンさんの家で新しい人生をスタートさせることができたのです。
「イーブイの子供達は約3週齢でした。最初はイーブイが家の中での暮らしにどのような反応を示すか分かりませんでしたが、彼女はすぐに室内生活に順応しました。もしかすると彼女は以前どこかの家で暮らしていたことがあるのかもしれません」とメーガンさんが言いました。
「イーブイは常に子猫達を注意深く見守っている素晴らしいお母さんで、子猫達の世話をする私達にもオープンに接してくれています。」
少し前までは路上で暮らしていたイーブイと子猫達ですが、今は安全な家の中で幸せな毎日を過ごしていて、この先ずっと厳しい環境の中を彷徨い歩く必要はないのです。
「イーブイは毎日、子猫達に愛らしい声で話しかけています。彼女は授乳時間になると前足を伸ばして、近くにいる子猫のことをギュッと抱き寄せます。」
イーブイは子猫達全員のお腹を満たすだけのミルクを出すことができなかったため、メーガンさんが足りない分のミルクを哺乳瓶で補いました。その後、子猫達が離乳食を食べられるようになると、子猫達はお母さんの食べる様子を見ながら、ご飯の食べ方を学んでいきました。
子猫達は大きくなるにつれて、より活発に、より好奇心が旺盛になり、身の回りの探索をするようになりました。
そしてメーガンさんの家に来てから数週間後、イーブイは最初の頃よりもひとりで過ごす時間が増えましたが、子猫達に呼ばれるとすぐに駆けつけて愛情を注ぎ始めるそうです。
また、イーブイはメーガンさんの家で先住猫や先住犬に出会い、とても仲良くなりました。「イーブイは私が今まで出会った中で、一番穏やかでフレンドリーは母猫です。彼女はヤンチャで乱暴な子犬に対しても、決して怒ったりすることはありません。」
一方、約6週齢になった子猫達は部屋の至るところでイタズラをしたり、お母さんをもみくちゃにしたりしながら、元気いっぱいに遊び回っているそうです。
こうして野外で子猫達を守っていたイーブイは、安全な家の中で新しい人生をスタートさせることができました。イーブイはもう二度と外で過ごす必要がないことを心から嬉しく思っていて、いつも幸せいっぱいに喉をゴロゴロと鳴らし続けているのです。
出典:kittenkonnoisseur/lovemeow
This post was published on 2022/03/31