ある日、保護施設『ミニ・キャット・タウン』に、養育主さんの世話を必要としている幼い子猫が運ばれてきました。子猫は保護施設のスタッフ達によって『コーダ』と名づけられ、スタッフの一人のローラ・マローンさんの家で養育されることになりました。
「コーダは保護してもらえたことが嬉しくて、いつも幸せそうに過ごしています。彼は最初から人間に抱きしめられることが好きでした」とローラさんが言いました。
コーダはとっても人間好きで、いつもローラさんの注意を引こうとしてきます。そして、ローラさんといっぱい遊んでエネルギーが切れると、ローラさんに寄り添いながら眠りに落ちていきました。コーダの身体はまだ小さいですが、その中には愛らしい個性と好奇心が驚くほどたくさん詰まっているのです。
コーダはすぐに人間の膝の上が好きになり、赤ちゃんのように抱っこされると、大きな音で喉をゴロゴロと鳴らすようになりました。またコーダは毛布などの柔らかいものを見つけると、幸せそうにこね始めました。
「コーダはいつも私に会えることを楽しみにしています。彼のお気に入りの場所は私の膝の上です。」
コーダは周りの人達がやっていることの全てに参加したがっていて、誰もそれを拒否することはできません。コーダは成長と共にさらに好奇心が旺盛になり、部屋中を駆け回って、他の保護子猫達と元気いっぱいに遊び回るようになりました。
そしてコーダが里子に出る準備を整えると、すぐに素晴らしい家族がコーダに出会い、一瞬で恋に落ちました。コーダはローラさんの元で2ヶ月間過ごした後、無事に生涯の家へと旅立って行ったのです。
コーダはすぐに新しい環境に落ち着き、新しい猫のお姉さん『フレイヤ(キジ白猫)』とお兄さん『ガス(茶トラ猫)』に出会いました。
「フレイヤは早速コーダに興味を持ちました。コーダが家に着いた後、すぐにコーダの部屋の前をウロウロし始めたのがフレイヤでした。そしてコーダの部屋が開放されると、ふたりはすぐに挨拶をして、一瞬で仲良くなりました」とコーダを引き取ったアレクシスさんが言いました。
「フレイヤはとてもエネルギッシュで、いつもコーダと一緒に遊びたがっています。」
「一方のガスはとても慎重でした。ガスはコーダを見た瞬間に唸り声を上げたため、私達は数日間ガスを別の場所で過ごさせることにしました。そして再びふたりを会わせてみると、今度は無事にガスがコーダのことを受け入れました。それ以来、ガスはコーダに優しく接し、たとえ顔をもみくちゃにされても、身体の上に乗られても、怒ったりすることはありません。」
コーダは現在、安全な家の中で生涯の家族と一緒に何不自由ない生活を送っています。甘えん坊なコーダがハグを必要としている時は、すぐにガスやフレイヤが駆け寄ってきて、いつまでも抱きしめてあげているそうです。
そんな優しい家族のおかげで、コーダは幸せいっぱいのフワフワの子猫へと成長することができたのです。
コーダはこれからも大好きな家族と一緒に最高の日々を過ごしていくことでしょう。コーダは今の生活に心から満足していて、たくさんの笑顔と幸せを大切な家族の元へと運び続けているのです(*´ω`*)
出典:fosterkittyfamily/lovemeow
This post was published on 2022/03/24