これまでずっと路上で生きてきた猫。保護先の暖かい家で8匹の子猫を出産し、幸せに満ちた毎日を送り始める

ある日、ずっと路上で暮らしてきた猫の『セレステ』が保護されて、地元の保護施設へと運ばれてきました。セレステは全身にノミがついていて、妊娠のためにお腹が大きくなっていました。

「セレステは病気で保護されるまで、ずっと路上で生きてきました。彼女のお腹は随分と大きくなっていて、出産が近いことが一目で分かりました」と養育ボランティアのエンジェルさんが言いました。

そして保護から数日後、セレステは8匹の子猫を出産しました。エンジェルさんは猫の親子を養育するために、自宅へと連れて帰りました。

エンジェルさんの家に着いたばかりのセレステは、慣れない環境に戸惑って、常に緊張していました。これまでずっと路上で暮らしてきたセレステにとって、家の中での生活は全てのことが新しく、環境に慣れるまでには時間が必要でした。

しかし、美味しいご飯と暖かいベッド、そしてたくさんの愛情で、セレステは徐々に新しい環境に慣れていき、人間に気を許すようになっていきました。そして最終的にセレステはエンジェルさんに頭を擦りつけながら注意を引くようになり、たくさんのナデナデを要求するようになったのです。

セレステは路上から助け出されたおかげで、生まれて初めて子猫達を安全な場所で育てることができました。そのおかげで子猫達は、快適な家の中で伸び伸びと成長していったのです。

子猫達は昼夜問わずお母さんに様々なことを要求し、セレステは全ての要求に応えようとしていました。そのためエンジェルさんはセレステがちゃんとご飯を食べられているかが心配になり、一日に何度もセレステの様子を確認しに行きました。

「8匹の子猫達のお母さんになるのは本当に大変なことです。でも彼女はとっても素晴らしいお母さんで、常に子猫達に愛情を注ぎ続けていました。」

セレステは毛づくろいで子猫達をいつも清潔な状態に保ち、全ての子猫達の手入れをしっかりとしていました。そんなセレステのおかげで子猫達は飛躍的に成長していきました。そして子猫達は自然と好奇心の塊になって、ベッドの外で過ごす時間が日に日に長くなっていきました。

セレステは活発になった子猫達を常に気に掛けていて、子猫達に危険がないかをしっかりと見守っていました。そして子猫達が鳴き始めるとすぐに駆けつけて、子猫達の顔を優しく舐めながら安心させました。

「子猫達が自立すると、セレステはようやくリラックスし始め、自由な時間を過ごすようになりました。彼女は毎朝静かに私に挨拶をして、身体を撫でられることを楽しんで、窓辺で横になって日光浴をするようになりました。」

その後、子猫達が10週齢を迎えて体重が900gに達すると、セレステは子育てを卒業する準備に入りました。

「セレステは子猫達にとって最高のお母さんでした。彼女はこれから生涯の家族の元で、静かな毎日を過ごしていくことでしょう。」

「子育てを終わらせたセレステは、まるで子猫の頃に戻ったかのように、とっても甘えん坊な姿を見せてくれるようになりました。彼女は人間に寄り添いながら眠り、まるで影のように人間の後を追いかけています。そしてベッドで一緒に横になると、幸せそうに身体を擦りつけてきます。」

セレステが路上から助け出されてから約3ヶ月後、セレステはついにずっと望んでいた夢を実現させ、生涯の家へと旅立って行きました。

「セレステを迎え入れた家族はとても優しく、愛情深い人達です。今のセレステには『マージ』という名前の新しい猫の姉妹がいます。」

またセレステが大切に育てた子猫達も無事に生涯の家を見つけ、それぞれの家族の元へと旅立って行きました。「子猫達はみんな新しい家で愛されていて、幸せな毎日を送っています」とエンジェルさんが嬉しそうに話してくれました。

こうして路上から保護されたセレステは、ずっと望んでいた温かい生活を手に入れることができました。セレステはもう食べ物や避難場所を探して、厳しい環境の中を彷徨い歩く必要はありません。セレステはこれからもたくさんの愛情に包まれながら、幸せな毎日を送っていくことでしょう。
出典:fosteringlove.pdxlovemeow

This post was published on 2021/12/30