3ヶ月前、幼い子猫が保護されて保護施設『マーフィーズ・セーズ・ヘイヴン』へと運ばれてきました。子猫は独りぼっちで路上を彷徨い歩いていたところを発見されました。
子猫を見つけた人達はすぐに世話を始めましたが、子猫が自分達が提供できる以上のケアを必要としていることが分かると、保護施設へと子猫を連れてきました。
保護施設で子猫を受け取ったスタッフ達は、すぐに子猫を育てることのできる養育ボランティアさんに連絡を取りました。
子猫は路上での生活から助け出されたことにとても興奮していました。子猫は映画『ヒックとドラゴン』のキャラクターから名前をとって、『トゥースレス』と名づけられました。
その後、動物病院でトゥースレスを診察してもらった結果、トゥースレスの身体のサイズが本来よりもかなり小さく、成長が妨げられていることが分かりました。
「私達は最初、トゥースレスの年齢が6週齢ほどだと思っていましたが、実際には12週齢以上だと分かりました。彼女は先天性頭蓋顔面異常で、生まれた時から他の猫よりも広い鼻すじを持っています」と保護施設のオードリーさんが言いました。
トゥースレスは上気道感染症も患っていましたが、適切な薬と美味しいご飯、そして献身的なケアのおかげで、無事に感染症から回復することができました。
トゥースレスは一日中元気いっぱいに遊んだり、幸せそうに眠ったりしていて、他の子猫と違っているところはありません。トゥースレスは自分の人生が大好きで、いつも優しくしてくれる人達と一緒にいられることに、大きな喜びを感じているのです。
またトゥースレスは食欲も旺盛で、いつも美味しいご飯でお腹をいっぱいに膨らませています。トゥースレスは感染症から回復して以来、好奇心の赴くままに遊んで、可愛いイタズラをして、身の回りの全てのことに興味津々なのです。
「トゥースレスはとってもヤンチャで甘えん坊な女の子で、いつも全身から幸せが溢れ出しています。」
ほんの数週間前までは非常に痩せ細っていたトゥースレスでしたが、今は健康でゴージャスな黒ヒョウへと成長しました。トゥースレスは美味しいご飯と楽しいオモチャ、暖かいベッドと優しい人達のおかげで、幸せに満ちた子猫へと生まれ変わることができたのです。
これまで長い道のりを歩んできたトゥースレスは、たくさんの愛情を吸収しながら、ついに里子に出られるほどに成長しました。きっと愛らしいトゥースレスの元には素敵な家族が現れて、トゥースレスが必要としている特別なケアを提供してくれることでしょう。
「トゥースレスは専門医に診てもらう必要はなく、獣医さんからは健康証明書をもらっています。でも将来のことは予測できないため、今後も定期的な検査を受けさせる必要があります」とオードリーさんが話してくれました。
あの日、路上で独りぼっちになっていたところを発見されたトゥースレスですが、それ以前はどのような生活を送っていたかは誰にも分かりません。でも今のトゥースレスは安全な家の中で幸せに過ごしていて、明るい未来に向かって歩み続けているのです。
出典:adventuresfoster/lovemeow
This post was published on 2021/12/08