ある日、生後数日の独りぼっちの子猫が家の外で発見されました。母猫の姿はどこにも見当たらず、子猫は誰かの助けを必要としていました。
その後、子猫は地元の保護施設へと運ばれてきました。「子猫の母親や兄弟に何が起こったのかは分かりませんが、子猫は独りぼっちになっていました」と保護施設で養育ボランティアをしているジェニーさんが言いました。
子猫は保護施設で生後10日まで世話をされた後、ジェニーさんの家へとやって来ました。
ジェニーさんは子猫が発見された場所にちなんで、子猫に『ファーギー』と名づけました。ファーギーの体重は170gで、食欲が旺盛で、生きたいという強い意志を持っていました。
「私はこれまでに数百匹の子猫を育ててきましたが、その多くは最初からとても危険な状態に陥っていました。そのためファーギーが健康そうに見えたことは、とても嬉しいことでした。」
ファーギーの胃にはいくつかの問題がありましたが、ファーギーは毎回心ゆくまでミルクを飲んで、処方薬での治療を続けました。
「途中、ファーギーの体重の増加が鈍化したため、私は脱水症状の兆候がないかをこまめに確認し続けました。しかし彼女はその強い意志と抗生物質の力で、何とか危険な状態を脱することができました。」
保護から数週間でファーギーは大きな進歩を遂げて、より活発で好奇心が旺盛な子猫になりました。ジェニーさんはファーギーの体調をしっかりと確認しながら、必要なケアを提供し続けているそうです。
「私は毎回、預かってきた子猫が生後8週目を迎えるまでは安心することができません。幸いなことに今のファーギーは確実に成長を続けています。」
「ファーギーは最近育てた子猫達の中で一番の食欲を持っていますが、まだ私の手の中に収まるほどの小ささです。彼女はとてもおしゃべり好きで、起きている時は躊躇することなく話しかけてきます。」
ファーギーは順調に成長していて、身の回りの探索も始めました。またファーギーはジェニーさんの家に元々暮らしていた先住犬や先住猫達とも仲良くなり、いつも一緒に過ごすようになりました。
「私の家の動物達はみんなファーギーに興味を示し、彼女を温かく迎え入れました。どうやら飼い猫の『グレイ』は毛布の下に潜り込んで、ファーギーと遊ぶのがお気に入りのようです。」
成長とともに好奇心が旺盛になったファーギーは、とっても活発で甘い子猫になったのです。
「ファーギーはきっと新しい里親さんの元でも、家のボスになることでしょう。彼女はいつも愛らしい前足で私のことをギュッと抱きしめて、幸せそうな姿を見せてくれています。」
こちらはファーギーが先住猫の『フレディ』と一緒にいる時の様子です。ファーギーはフレディを小さくしたような姿をしていて、ふたりが並ぶとまるで親子のようです。
生後5週のファーギーはまだとても小さく、哺乳瓶を卒業するまでにはもう少し時間がかかるそうです。
「ファーギーはまるで宝石のような子猫で、いつも個性が輝いています。私は彼女の人生に関わることができたことに、心から幸せを感じています」とジェニーさんが話してくれました。
こうして独りぼっちで保護されたファーギーは、保護先の家でたくさんの家族に出会いました。きっとファーギーはみんなからもらった愛情を、いつまでも忘れることはないでしょう(*´ω`*)
出典:jennys_animal_house/lovemeow
This post was published on 2021/09/10