ある日、保護団体『ジンズ・ボトル・ベビーズ』の元に、母猫に置き去りにされた生後1日の子猫についての連絡が入りました。
「子猫は野外の汚れた場所でひとりでいるところを発見されました。彼女は非常に衰弱していて、ほとんど反応がありませんでした。彼女を見つけた人達はすぐに彼女を保護して、私達の施設に連れて来ました」とシェルビーさんが言いました。
その後、スタッフ達のおかげで子猫は危険な状態を脱しましたが、まだ特別なケアを必要としていました。そのためシェルビーさんと彼女の夫は、保護の翌日に子猫を自宅へと連れて帰りました。
シェルビーさんはホコリや汚れで覆われた子猫の身体を綺麗にしました。そして体温を調整するために、保育器の中で子猫を寝かしつけました。
『ラモーナ』と名づけられた子猫は、美味しいご飯でお腹をいっぱいに満たして、喉を鳴らしながら眠りに落ちていったそうです。
シェルビーさんがラモーナの世話をしてる間、別のスタッフ達が母猫を見つけるために保護現場へと向かいました。しかし残念ながら母猫を見つけることはできませんでした。
一方のラモーナは保護から数日後に目が開き始め、物を見ることができるようになりました。するとラモーナはとても活発に行動するようになり、いつも愛情を求めてくるようになったのです。
ラモーナの歩行はまだ不安定でしたが、喉を鳴らす音には強さが感じられました。ラモーナはシェルビーさんがご飯を持ってくるたびに向かってきて、要求が満たされるまで鳴き続けました。そしてお腹がいっぱいになると、仰向けになりながら幸せそうに眠りに落ちていきました。
シェルビーさんは独りぼっちのラモーナのために、地元の駐車場で保護された3匹の子猫達を紹介しました。するとラモーナはすぐに3匹のところに向かっていき、鼻キスで挨拶を交わしました。
ラモーナよりも少し年上の子猫達は、ラモーナのことをすぐに受け入れて、まるで本当の兄弟のように寄り添い始めました。ラモーナは新しい兄弟の中にピッタリと収まって、一緒にゴロゴロと喉を鳴らし始めたそうです。
ラモーナは兄弟の行動をマネしながら、遊びの練習を始めました。ラモーナはすぐに兄弟との絆を深め、兄弟と少しでも離ればなれになると、すぐに大きな声で鳴き始めました。
「ラモーナはいつも兄弟が戻って来るまで叫んでいます。でも兄弟が戻ってくると、みんなの真ん中に移動して、背中で転がりながら嬉しそうに喉を鳴らし始めます。」
シェルビーさんのおかげですっかりハグ好きになったラモーナは、出会った人全てに愛情を求めるようになりました。またその小さな足でフミフミしながら、いつも全身で喜びを表現しているそうです。
「ラモーナは色々なものをこねるのが大好きです。彼女は眠る時は毛布をこねて、抱っこされると空気をこねます。彼女は毎日何かをこね続けています。」
生後3週間を迎えると、ラモーナの耳は発達し、上に向かってピンと立ち上がりました。ラモーナはもう少しでベビーサークルを飛び出して、他の子猫達と格闘したり、部屋の至る所でイタズラを始めることでしょう。
またいつも元気いっぱいのラモーナは、そのつぶらな瞳と大きなゴロゴロ音、そして幸せいっぱいのフミフミで、みんなの心を鷲掴みにしているそうです♪
こうして野外で置き去りにされていたラモーナは、安全な家の中で新しい生活を始めることができました。これからもラモーナはみんなの心を温めながら、すくすくと成長していくことでしょう(*´ω`*)
出典:jinsbottlebabies/lovemeow
This post was published on 2021/05/20