今から2ヶ月前、カナダのモントリオールに住むイザベラさんが公園の近くを散歩していると、道路脇に小さな2つの毛玉を見つけました。その毛玉をよく見てみると、それが土で覆われた子猫達で、食べ物を求めて彷徨い歩いていることに気づきました。
母猫の姿はどこにも見当たりませんでした。寒さの中を子猫達だけで生き残ることが難しいと知っていたイザベラさんは、子猫達を助けることに決めました。イザベラさんは子猫達を安全な場所まで連れて行くと、保護施設『シャトン・オルフラン・モントリオール』に連絡をしました。
子猫達は生後5〜6週で、とても臆病で、非常に痩せ細っていました。子猫達はしばらく何も食べていなかったようで、たくさんの食べ物を欲しがっていました。
その後、子猫達は養育ボランティアさんの家で育てられることになりました。「『パニュール』『プーキー』と名づけられた子猫達は、とても恥ずかしがり屋で痩せ細っていました。獣医さんは子猫達が命をつなぐために、プラスチックの食品包装容器を食べていたことを発見しました」と保護施設のセリーヌ・クロムさんが言いました。
動物病院で検査を受けた子猫達は、常に一緒に寄り添っていて、決してお互いのそばを離れることはありませんでした。
動物病院で必要な治療を受けた子猫達は、養育ボランティアのステフさんとフランシスさんと一緒に家に帰り、快適な環境の中で少しずつ身体を回復させていきました。
何日ものケアの後、子猫達は胃の問題から完全に回復しました。黒猫のパニョールは元気を取り戻していくにつれて、とてもおしゃべり好きの子猫になっていったそうです。
子猫達は自分達の殻から出てきて、居心地の良い空間で一緒にリラックスし始めました。子猫達はいつも一緒に食事をして、一緒に眠りに落ちていきました。
その後、お風呂に入った子猫達は、全身を覆っていた汚れから解放されました。さらに毎日お腹をいっぱいに満たした子猫達は、それぞれの個性を輝かせ始めました。
完全に元気を取り戻した子猫達は無限のエネルギーを溢れさせ、たくさんのおねだりをしてくるようになりました。「子猫達はたっぷりと甘やかされていて、体力と体重が確実に増え続けています。」
プーキーは人間との親密な関係を築くことを楽しむ、ハグ好きの子猫です。プーキーはいつもハグを求めていて、家の中にある箱や引き出しなどをベッド代わりにするのが好きです。一方のパニョールは社交的でヤンチャな子猫です。パニョールが一度遊び始めると、まるでオフスイッチが無いかのようにいつまでも元気いっぱいに遊び続けているそうです。
子猫達は発見されてからずっとお互いのことを応援していて、常に最も親密な関係にあります。子猫達はイタズラのパートナーで、家のいたるところで可愛いハプニングを引き起こしているそうです。
「子猫達は完全に切り離すことのできない存在で、全てのことを一緒に行なっています。」
「子猫達はとても遊び好きで、楽しい時間を過ごすチャンスを一瞬たりとも逃したくないようです。子猫達はキャットツリーに登るのが好きで、2階にある人間用のベッドで一緒に寝ていることもよくあります。」
安全な家の中で生後3ヶ月を迎えた子猫達は、生涯の家に行くための準備を一緒に整えました。
保護施設のスタッフ達は子猫達を保護した時から、ふたりが同じ家に行かなければならないことを知っていました。スタッフ達は仲良しな子猫達のために、ふたりを一緒に迎えてくれる特別な家族を探すことを決めていました。
それから何週間も生涯の家を探した後、ついにある家族が子猫達の前に現れました。それは完璧なマッチングでした。「今週、子猫達は同じ家に旅立つことが決まりました。私達は子猫達がずっと同じ家で暮らせることに、心から幸せを感じています」とセリーヌさんが嬉しそうに話してくれました。
こうして幼くして大変な時期を過ごした子猫達は、安全な家の中で新しい人生をスタートさせることができました。子猫達はこれからもお互いに愛情を注ぎ合いながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:Rescuechatonsmontreal/lovemeow
This post was published on 2021/02/08