道路脇でお互いのことを守り合っていた子猫の姉妹。保護されてからもお互いのそばを離れることなく寄り添い続ける

ある日、生後1日未満の子猫達が道路脇で発見されました。子猫達の近くに母猫の姿はなく、子猫達は置き去りにされてしまったようでした。子猫達は空腹に耐えながら、お互いに寄り添って身体を温め合っていました。

子猫達を発見した人はすぐに子猫達を保護して、地元の保護施設『スパークル・キャット・レスキュー』に助けを求めました。子猫達は現地に急行したスタッフ達によって、無事に保護施設へと運ばれました。

その後、養育ボランティアのサラ・ケリーさんが子猫達を預かり、2時間おきにミルクを飲ませ始めました。スタッフ達によって『ソレイユ』『ルナ』と名づけられた子猫達は、美味しいご飯でお腹をいっぱいに満たすと、保育器の中でヌイグルミと一緒に眠り始めました。

子猫達は生まれたばかりでとても小さな身体をしていましたが、生きたいという強い意志を持っていました。子猫達は保護されてからも常に寄り添い合っていて、決してお互いのそばから離れることはありませんでした。

通常、子猫達は母乳で免疫力を高めるため、母親のいないソレイユとルナは病気にとても弱くなっていました。そのためルナは眼感染症を患ってしまい、薬による治療が必要でした。

ソレイユは病気のルナをいつもそばで見守っていて、ミルクを飲むとすぐにルナに寄り添い始めました。それはまるでルナのことを慰めているかのようでした。

「ソレイユはルナのことをとても愛していて、いつもたくさんの愛情を注いでいます」とサラさんが言いました。

ソレイユはとても社交的な子猫で、サラさんが抱っこすると嬉しそうに鼻を擦りつけてきます。ルナはそんなソレイユの行動をいつも注意深く観察しているそうです。

その後、保育器を卒業した子猫達は、広々としたベビーサークルの中で過ごすようになりました。子猫達はここでも一緒に行動し、常にお互いを視界の中に入れながら、楽しそうに遊んだり、お互いのマネをしたりしているそうです。

「子猫達はそれぞれに性格が異なっています。ソレイユは穏やかで、優しく、常に周りに気を配っています。一方のルナはヤンチャで、好奇心が強く、とても甘えん坊です。」

ソレイユはルナにとって太陽ような存在で、いつもルナのことを見守っていて、心の中を癒し続けています。またソレイユはお腹を撫でられるのが好きで、柔らかいものを見つけるとすぐにフミフミしながらゴロゴロと喉を鳴らし始めるそうです。

「ソレイユはいつも私達を笑顔にしてくれます。彼女に出会った人達全てが必ず彼女に恋をします。」

子猫達はどんな時でも常に一緒に行動しているため、サラさんは自然とふたりが同じ家族に引き取られることを強く望むようになりました。

そして十分に成長した子猫達はついに自分達の夢を実現させたのです。「ふたりは正式に同じ家で暮らし始めました。それはまさに私達がずっと願っていたハッピーエンドでした。私達はふたりの明るい未来にとても興奮しています。」

ソレイユは新しい家で『ナラ』と名前を変えました。ナラとルナは相変わらずいつも一緒で、幸せいっぱいの時間を過ごしているそうです。

「ふたりは生涯の家で素晴らしい毎日を送っています。ふたりは家族からとても愛されていて、たっぷりと甘やかされています。私達はふたりがいつまでも一緒にいられることに、心から幸せを感じています」とサラさんが嬉しそうに話してくれました。
出典:kellyfosterkittenslovemeow

This post was published on 2021/01/30