ある日、『チーズ』という名前の小さな保護子猫が家の中で新しい生活を始めました。飼い主のジェニファー・クパさんの家には元々2匹の猫が住んでいたのですが、チーズはすぐに2匹のことが好きになり、特に『ハンク』という名前のシャムミックスのことが大好きになりました。
チーズは最初からとても積極的で、ハンクの匂いを何度も嗅いで、どこまでもハンクの後をついて回りました。
一方のハンクは新入り子猫に困惑気味で、どう接していいか分かりませんでした。またハンクはひとりで過ごす時間を望んでいましたが、チーズは違う考えを持っていました。
チーズはハンクに何度も威嚇されましたが、それによって気持ちが変わることはありませんでした。チーズはハンクの拒否を受け入れず、これまで以上に猛アピールするようになったのです。
チーズはキッチン、寝室、キャットツリーなど、ハンクが移動するたびに後をついて回りました。それはまるでハンクの影になったかのようでした。
エネルギー全開のチーズはどこからともなく現れて、ハンクに飛びつき、猛アプローチを繰り返しました。ハンクがお気に入りの場所で昼寝をしようと決めた時も、チーズが真っ直ぐに駆け寄ってきて、ハンクの『玉座』に入り込んできました。
チーズは決して諦めず、ハンクがしようとしてることの全てに関わろうとしてきました。そして数日後、今までチーズを拒否し続けてきたハンクの行動に明らかな変化が現れたのです。
ハンクはその日、チーズに目を向けて、顔を舐めました。その行動は、これまで諦めずにアプローチし続けたチーズのことを世界一幸せな猫へと変えたのです。その後、ふたりはあっという間に仲良くなって、お互いのことを追いかけ合うようになりました。
どうやらハンクはチーズに抵抗することが無駄なことだと悟ったようです。ふたりは一緒にベッドを共有し始め、窓辺に座って外の景色を楽しむようになりました。
現在、ハンクが窓辺のベッドで横になると、チーズが幸せそうにしがみついてきます。チーズはハンクが視界の中にいることをいつも確認して、ハンクの姿が見えなくなるとすぐに探し始めます。
またハンクがキャットツリーに向かうたびにチーズが下から登ってきて、一番上で一緒にくつろぎ始めるそうです。
ハンクがジェニファーさんに甘えに行くと、いつもチーズが2〜3歩先を歩いて、先にジェニファーさんに頭を撫でてもらいます。チーズは時々ハンクのお邪魔をする時もありますが、ハンクのことをとても尊敬していて、常に何をしているのかを知りたがっているのです。
チーズはこの2ヶ月間で飛躍的に成長しました。チーズはもう小さな毛のボールではなく、豪華な若い猫へと変身を遂げました。
チーズはこれから大好きな家族と一緒に人生初のクリスマスを迎えます。とってもイタズラ好きに成長したチーズは、既にクリスマスツリーからいくつかの装飾品を盗むことに成功したそうです♪
現在、窓辺のベッドはいつも仲良しなふたりによって埋められています。チーズはずっと夢見ていた最高の家族と一緒に、幸せいっぱいの毎日を送っているのです(*´ω`*)
出典:hankthegirlkitty/lovemeow
This post was published on 2020/12/13