ある日、オハイオ州アクロンに住む女性が、不機嫌そうな顔で家の周りを歩き回っている猫に気づきました。女性は猫が怒っているような顔をしていたため、自分とは関わりを持ちたくないのだろうと感じました。
しかし、女性が猫のことをもっと知るようになると、自分の考えが間違っていることに気づきました。
猫は怒っているような顔をしていますが、いつも誰かに愛されたいと思っていたのです。そこで女性は保護施設『リッジ・レスキュー』に連絡をして、猫を助けることができるかを尋ねました。
「猫が最初に施設に来た時、私達は彼の写真を何枚かもらいました。そこに写っていた彼の姿は、とても不機嫌そうなものばかりでした。私達が『彼はどんな猫ですが?』と聞くと、彼女は『とってもフレンドリーで甘い猫です』と答えました」と保護施設のメラニー・アニエルスキーさんが言いました。
「私達はすぐに彼の顔と心の中が違っていることに気づきました。彼は幸せを感じている時も満足している時も、常に怒っているような顔をしていました。」
施設のスタッフ達は猫に『ギグルス』と名づけ、飼い主さんがいるかを確認することにしました。その間、養育主さんの家で過ごすことになったギグルスは、安全な家の中にいられることにとても感謝しているようでした。
「ギグルスはとてものんびりとしていて、人間の隣にいるのが大好きで、いつも頭を撫でて欲しいと思っています。彼は本当に人間のことを愛しています。」
その後、誰もギグルスを自分の猫だという人は現れませんでした。そこでギグルスを見たことがある人を探すために、スタッフ達はギグルスの写真をFacebookに投稿しました。するとギグルスの写真は口コミで瞬く間に広まり、世界中から家族に迎えたいという要望が殺到したのです。
「私達は猫達を愛する小さなグループで、こんなにたくさんの人達がアクセスしてくれたことに本当に驚きました。」
ギグルスが養育主さんと一緒に1ヶ月間過ごした後、スタッフ達はギグルスが生涯の家に旅立つ準備が整ったことを知りました。幸いなことにギグルスの新しい両親を見つけるのはとても容易なことでした。
「ふたりが初めてギグルスに会いに来た時、以前からお互いのことを知っているかのように即座に結びつきました。その光景はとっても甘いものでした。彼はすぐに新しいお母さんのところまで歩いていき、足に身体をこすりつけて転がり始めました。そして彼はすぐにお母さんに恋をしました。」
またギグルスのおかげで保護施設のページにはたくさんの人達が訪れ、家を探していた多くの猫達が新しい家族に出会うことができたそうです。
こうして新しい暮らしを始めたギグルスは、毎日を幸せいっぱいに過ごしています。ギグルスはいつも優しい家族や2匹の猫の兄弟のことを抱きしめていて、心の中はいつも幸せに満ち溢れていることを証明しているそうです♪
「ギグルスは本当にフレンドリーで、人間との時間を楽しんでいます。私達は彼が幸せな毎日を送っていることに心から幸せを感じています」とメラニーさんが嬉しそうに話してくれました。
出典:gigglestheangrycat/thedodo
This post was published on 2020/11/29