2週間前、保護施設『レン・レスキューズ』に、緊急の助けが必要な4匹の子猫についての連絡が入りました。子猫達は全身が汚れていて、非常に痩せ細っていました。
保護施設で養育ボランティアをしているアシュリー・ケリーさんは、すぐに子猫達の元へと向かい、自宅へと連れて帰りました。
子猫達は長い間母親と離ればなれになっていたようで、重度の栄養不足に陥っていました。「子猫達は少なくとも2〜3日は母親から世話をされていませんでした」とアシュリーさんが言いました。
子猫達の全身はノミと汚れに覆われていました。しかし、そんな状態だったにもかかわらず、子猫達は生きたいという強い意志を持っていて、お互いのことを守り合っていました。
子猫達は身体を綺麗にしてもらい、ミルクでお腹をいっぱいに満たすと、暖かいベッドの中で今までの分を取り返すかのように深い眠りにつきました。
子猫達はそれぞれ『ワート(黒白)』、『グレゴリー(茶白)』、『ローナ(薄茶白)』、『アンティー・ウィスパーズ(三毛)』と名づけられました。ワートは兄弟の中で一番小さく、グレゴリーは一番大きな身体をしていました。ローナは二番目に小さく、アンティーは顔に独特の模様を持っていました。
アシュリーさんは子猫達の眼感染症とお腹の虫の治療に取り組み始めました。また保護施設のスタッフ達は子猫達が最適なケアを受けられるように、アシュリーさんのサポートを続けました。
そんな献身的なアシュリーさん達のおかげで、子猫達は回復し始め、少しずつ元気を取り戻していきました。
兄弟の中で一番大きかったグレゴリーは、3週齢を迎える頃にはハグをおねだりする方法を身につけていました。グレゴリーは一番小さなワートと非常に仲が良く、ふたりは昼も夜も寄り添いながら過ごしているそうです。
「グレゴリーとワートはとても甘いペアです。ふたりは早い時期に完全にペアになりました。ふたりが一緒にいる姿はとっても愛らしく、いつも私達の心を温めてくれます。」
「ローナは時々不機嫌そうな顔をしていることがあり、アンティーはとてもおしゃべりで、何か伝えたいことがある時は躊躇することなく話しかけてきます。」
アンティーはとても食いしん坊で、いつも丸いお腹をアシュリーさんに見せびらかしています。アンティーはいっぱい食べて、いっぱい眠って、いっぱい遊んで、日に日に大きくなっているそうです。
「アンティーはいつもご飯を食べ終わってからしばらく鳴くと、再び昼寝へと戻っていきます。彼女は最初、病気のためにご飯を食べることに苦労していましたが、今は全身からエネルギーが溢れていて、とても健康的です。」
「ワートはとっても甘えん坊な男の子です。彼は一番小さな身体をしていますが、毎日確実に体重を増やしています。また彼は抱っこされるのが大好きで、その時はいつも大きなゴロゴロ音を響かせています」とアシュリーさんが嬉しそうに話してくれました。
こうして助けを必要としていた子猫達は、優しい人達のおかげで2週間も経たないうちに180度変わりました。子猫達は日に日に力強くなっていて、好奇心の赴くままに身の回りの世界を冒険しているそうです(*´ω`*)
出典:bruceandfoxfosters/lovemeow
This post was published on 2020/10/12