ある日、野良の母猫が2匹の子猫達を連れて家の庭に現れました。猫の親子のことを心配した家族は、さっそくご飯を用意しようとしましたが、すぐに獣医さんによる治療が必要だと分かりました。
子猫達は上気道感染症を患っていて、胃に問題があり、ノミに覆われていました。家族は地元の保護団体『キャッツニップEtc』に連絡をして、助けを求めました。
「どうやら母猫は、フェンスで囲まれた庭が子猫達にとって安全な場所だと考えたようです。子猫達は2匹とも健康上の問題があり、とても無気力で、体重が増えなくなっていました」と保護団体のスタッフが言いました。
スタッフ達は親子を自分達の施設へと連れて帰り、獣医さんに処方された薬を飲ませ、全てのノミを駆除しました。『アスペン』と名づけられた母猫は首に怪我をしていましたが、それも動物病院で治療してもらいました。アスペンはまだ若い猫で、『アパランチ』と『アラスカ』と名づけられた子猫達に全ての力を注いできたため、とても痩せ細っていました。
治療を終えた親子が養育主さんの家に到着すると、ようやくアスペンは落ち着きを取り戻し、今までの睡眠不足を補うかのように眠り続けました。その後、アスペンは再び24時間体制で子猫達の世話を始めました。
アスペンは安全な家と美味しいご飯に安心して、養育主さんにたくさんの感謝の気持ちを伝えてきたそうです。
「アスペンは養育主さんが部屋に入ってくるたびに、嬉しそうに喉をゴロゴロと鳴らし始めます」とスタッフのミッシー・マクニールさんが言いました。
養育主さんの優しさのおかげでアスペンは自分の殻から出てきて、日に日に警戒心が薄れていきました。また子猫達は養育主さんのそばに近づくようになり、室内生活を楽しむようになりました。
「子猫達はまだ少し人間を警戒する時がありますが、部屋中を走り回って、オモチャで遊ぶようになりました。子猫達はよくお母さんの上に登ったり、シッポで遊んだりしていますが、アスペンはそのことで怒ったりすることはありません。」
「アスペンは子猫達のことをとても愛しています。彼女はとても愛情深く、子猫達がトラブルに巻き込まれないように、いつもそばで見守っています。」
「もしアスペンが子猫達を連れて庭に現れなかったら、今頃子猫達は命を落としていたかもしれません。子猫達は病気で身体がとても小さく、非常に弱々しい状態でした。」
それから僅か数日で子猫達の目の腫れは随分とおさまり、お腹が丸くなりました。子猫達は毎日成長を続けていて、愛らしい個性が輝き始めているそうです。
好奇心旺盛でヤンチャ盛りの子猫達は、オモチャを見つけるたびに大はしゃぎを始めます。子猫達はいつもたくさんのエネルギーを解放しながら遊び回っていて、日に日に体重を増やしているそうです。
こうして庭に現れた猫の親子は無事に保護され、新しい人生をスタートさせることができました。親子はもうご飯や避難場所の心配をする必要はありません。今の親子は毎日の生活に幸せを感じていて、お互いにたくさんの愛情を注ぎ合っているのです(*´ω`*)
出典:catsnipetc/lovemeow
This post was published on 2020/08/14