ある日、大きな道路の近くで母親のいない5匹の子猫達が発見されました。子猫達はしっかりと寄り添いながら、お互いのことを守り合っていました。そんな子猫達を見つけた近くの住人は、すぐに子猫達を保護して地元の保護施設へと連れて行きました。
保護施設に着いた子猫達でしたが、新しい環境と人間を怖がり、お互いのそばから離れようとしませんでした。またお母さんの愛情を求めて、大きな声で鳴き続けていたそうです。
そんな中、養育ボランティアのジェンさんが子猫達の窮状を知り、すぐに子猫達を養育することを申し出ました。
子猫達はジェンさんの家でお風呂に入り、美味しいご飯をたくさん食べて、快適なベッドの中で過ごし始めました。すると次第に安心してきたようで、リラックスした姿を見せてくれるようになったのです。
「子猫達が私達を信頼し始めるまでには2日ほどかかりました。少しずつ私達のことを受け入れ始めた子猫達は、私達がそばに行っても警戒しなくなっていきました」とジェンさんが言いました。
ジェンさんは近づいてくるようになった子猫達に、食べ物から名前をとって『ペペロンチーノ』『パンナコッタ』『ポモドーロ』『パニーノ』『ペスト (バジリコを使った調味料) 』と名づけました。
「子猫達はいつも一緒に過ごしていて、みんなで固まりながら眠っています。たとえ子猫達の周りに広い空間があっても、子猫達は同じベッドの中で寄り添い合っています。」
新しい生活を受け入れ始めた子猫達は、徐々に好奇心が増していきました。そのためジェンさんが子猫達を見守るためにカメラを設置すると、みんなで一斉に囲んで、興味深そうに調査を始めたそうです。
子猫達は暖かい家の中がとても気に入ったようで、楽しそうな姿をたくさん見せてくれるようになりました。子猫達はジェンさんの夫のイアンさんとも仲良くなって、ジェンさんが忙しい時は、いつもイアンさんにくっつきながら楽しそうに過ごしているそうです。
「子猫達は家の中ですくすくと成長を続けています。子猫達は日に日にできることを増やしていっていて、いつも私達のことを脅かせてくれます。」
「ペストは5匹の中で一番小さな子猫ですが、その大きな愛情と個性で小さな身体を完全に補っています。」
「生まれて間もない子猫達が、お母さんと離ればなれになってしまったことは本当に悲しいことでした。でも私達は子猫達の成長を見守り、生涯の家を見つける手伝いができることに、心から感謝しています」とジェンさんは話してくれました。
その後もジェンさんとイアンさんに見守られながらすくすくと成長を続けた子猫達は、無事に生涯の家族に出会うことができました。子猫達は現在も安全な家の中で過ごしながら、幸せいっぱいの毎日を送っているそうです。
出典:pokeypotpie/lovemeow
This post was published on 2020/07/28