高速道路で保護されて、警察署にやって来た子猫。世話してくれた警察署長から離れられなくなり、そのまま家族の一員に♪

ある日、旅行で高速道路を走行していた男性が、工事現場で速度を落とすと、道路脇に1匹の子猫の姿を見つけました。子猫の身が危ないと感じた男性は、すぐに子猫を保護して、地元のモックスビル警察署へと連れて行きました。

子猫はノミや汚れに覆われていて、足を引きずっているように見えました。

出典:pawfficermoxie

子猫を受け取った署員はすぐに地元の保護施設へと連絡をしました。しかし残念なことに施設では、子猫の養育主さんが手いっぱいで、子猫を受け入れることができませんでした。

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署員達が子猫をどうするか迷っていると、警察署長のパット・レーガンさんが子猫の世話を引き受けてくれました。その後、パットさんは幼い子猫を連れて、動物病院へと向かいました。

子猫はそこで必要な処置をしてもらいました。パットさんは最初、子猫の前足が曲がっていたため骨折しているのではないかと思っていたのですが、診察してもらった結果、子猫の前足が生まれた時から曲がっていることが分かったそうです。幸いなことに子猫は前足に少しの痛みも感じていませんでした。

その後、パットさんは子猫の医療費を払おうとしましたが、獣医さん達は受け取らなかったそうです。

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パットさんは子猫に新しい里親が見つかるまでの間、自宅で子猫を預かることにしました。子猫はその後『モクシー』と名づけられ、安全な家の中で元気を取り戻していったそうです。

「モクシーはとても愛らしく、ボウルの中で丸くなったり、リラックスしながら身体を伸ばしています。どうやら彼女はここが自分の家だと感じているようです。私達は幸せそうな彼女の姿に完全に心を奪われました」とパットさんの妻のブランディさんは言いました。

モクシーはパットさんやブランディさんにたくさんの愛情を注がれて、自分がひとりではないことを感じているようでした。

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前足に障がいのあるモクシーですが、他の猫と同じようにひとりで何でもすることができます。そんな頑張り屋のモクシーは、みんなに注目されるのが大好きで、警察猫の『サージ・バターズ』や3匹の犬とも仲良くなったそうです。

またモクシーがパットさんのオフィスにいる時は、職場の監視役として、みんながしっかりと仕事をしているかをチェックしているそうです。

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「モクシーがオフィスでやりたいことは、机の上でゴロゴロして、気になったもの全てと遊ぶことです。」

もちろんモクシーはパソコンの操作も手伝ってくれます。モクシーはオフィスにいる全ての人にとって、素晴らしい助っ人なのです。

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パットさんは最初、モクシーに新しい家を探そうと考えていましたが、モクシーが既に新しい家を見つけていることに気づきました。そのためパットさんはモクシーを正式に家族に迎えることに決めたのです。

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とても愛情いっぱいのモクシーは、人間のことが大好きで全ての人を愛しています。7歳の三つ子がモクシーのところにやって来た時も、モクシーは子供達を温かく迎えて、子猫達を一瞬で笑顔にしたそうです。

「モクシーは抱っこされて、愛情を注がれて、とても満足していました。そして彼女は子供達の腕の中で幸せそうに眠り始めました。それはとても魅力的な光景でした。」

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児童養護施設でスタッフをしているブランディさんは、モクシーが子供達に特別なものを提供できることを知っていました。

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「あの日、危険な状況のモクシーに誰も手を差し伸べなければ、彼女は今日ここにはいなかったことでしょう。それは養護施設にいる子供達も同じです。」

「ここにいる子供達はみんな、これまでに辛い思いをしてきました。そんな子供達にモクシーは、たくさんの笑顔と癒しを運んできてくれました」とブランディさんは話してくれました。

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こうして高速道路から助け出されたモクシーは、優しい家族に迎えられて、幸せな毎日を送り始めました。モクシーはこれからもパットさんやブランディさんにたくさんの愛情を注がれながら、多くの子供達の心を癒し続けていくことでしょう。
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This post was published on 2020/04/09