ある日、保護施設『ミニ・キャット・タウン』のローラ・マローンさんが、別の保護施設を訪れた時に4匹の幼い子猫と出会いました。子猫達は野生で生まれ、1週間ほどこの場所に留まっていました。
ローラさんは子猫達を養育することを申し出て、子猫達と一緒に帰宅しました。子猫達はこの時初めて部屋の中での生活を経験することになったのです。「子猫達は既に離乳していて、人間の生活に慣らす必要がありました」とローラさんは言いました。
ローラさんのおかげで新しい生活を始めた子猫達の中に、よく目立つ子猫がいました。
子猫はローラさんに『タノオキ』と名づけられました。タノオキはふたりの姉妹『デイジー』と『ピーチ』、そして兄弟の『バウザー』と一緒に部屋のいたる場所で遊ぶようになりました。子猫達はみんな好奇心が強く、高い場所に登ったり、オモチャを追いかけ回したりと楽しい時間を過ごし始めたのです。
「子猫達の様子を見ていると、家の中での生活に十分満足しているように感じました。時々、彼らは私のところにやって来て、座りながら私のことを見つめてきました。」
タノオキは子猫達の中で一番勇敢で、ローラさんの近くに来て膝の上を調査した最初の子猫でした。タノオキは膝の温かさに幸せを感じたようで、丸くなりながら喉を鳴らし始めたそうです。
他の兄弟が部屋を駆け回っている間、タノオキはローラさんに寄り添いながら、たくさんの愛情を感じていました。タノオキはその日からローラさんが部屋に入るたびに一直線に駆け寄ってきて、お気に入りの場所で昼寝をするようになりました。
その後、タノオキの兄弟も次々と寄り添ってくるようになったそうです。
こちらはタノオキと姉妹のデイジーが、ローラさんの膝の上を分かち合っている様子です。その様子を兄弟のバウザーが猫ハウスから見ています。
タノオキはすっかり膝好きの子猫になりました。タノオキはイタズラ好きで食べることも好きですが、やっぱり膝の上が一番のようで、チャンスが来るたびにローラさんの膝の上に寄り添い始めるそうです。
「タノオキは寄り添うためにすぐにやって来ます。そんな彼女を私が撫でると、喉をゴロゴロと鳴らしながら、じっとこちらを見つめてきます。」
どうやらタノオキは大好きな膝の上が空いていると、居ても立っても居られなくなるようです( *´艸`)
家の中で暮らし始めた子猫達はもう、路上を彷徨い歩く必要はありません。子猫達は優しいローラさんの元ですくすくと成長していて、後3週間ほどで里子に出る準備が整うそうです。きっと子猫達の前には素敵な家族が現れて、幸せな毎日を送っていくことでしょう♪
出典:fosterkittyfamily/lovemeow
This post was published on 2019/10/03