瀕死の状態から元気を取り戻すことができた子猫。救ってくれた家族にピッタリと寄り添って、感謝の気持ちを全身で伝える

ある日、子猫の『パック』が衰弱した状態で保護されて、ロサンゼルスの保護施設に連れて来られました。その後、パックは養育主さんの家へと運ばれて、生きるために戦い続けました。

出典:cuddlecrewfosters (lovemeow)

「パックは全身がノミに覆われていて、体重が不足していて、無気力で、重度の貧血でした」と養育主のサラさんは言いました。

サラさんと11歳の息子のレミー君は、生死の境を彷徨うパックを助けるために、ほとんど休まずに看病を続けました。

パックはとても痩せ細っていて、ほとんど力が残っていなかったため、自分でご飯を食べることができませんでした。そのためサラさんとレミー君はこまめに水分を補給し、2時間おきにシリンジでご飯を食べさせ続けました。

二人はほとんど眠ることなく、丸二日間看護を続けました。するとほとんど動くことのできなかったパックは、次第に回復へと向かい始めたのです。

「少し元気を取り戻したパックは、小鉢から自分でミルクを飲み始めました。彼の身体には少しずつエネルギーが戻ってきて、好奇心も湧いてきました。」

さらに数日後、パックは自分の足でご飯の容器まで歩けるようになり、ひとりでご飯を食べられるようになりました。

「パックはその日、初めて自分ひとりでご飯を食べて、遊び始めました。彼はその小さな身体で苦しい時期を乗り越え、命をつなぐことができました。」

身体中にエネルギーが満ちたパックは、サラさんやレミー君の後を追うようになりました。そして二人と楽しそうに遊び、ピッタリと寄り添いながら喉を鳴らすようになったのです。

パックがさらに大きくなると、より多くのハグを求めてくるようになりました。パックのお気に入りの場所は温かい膝の上で、眠たくなるといつも膝の上に登ってくるそうです。

すっかり人間好きになったパックは、誰とでも楽しそうに遊ぶようになりました。中でもレミー君のことが大好きで、レミー君と一緒の時は一番嬉しそうにしているそうです。

レミー君のことをいつも気にしているパックは、レミー君が宿題をしようとするたびに、『手助け』をしようと一直線に駆け寄ってくるそうです♪

こうしてパックはサラさんとレミー君のおかげで、元気いっぱいの子猫へと変わりました。保護された時はとても痩せ細っていたパックでしたが、今はふっくらとしたお腹を持った、ハグ好きの子猫へと生まれ変わったのです。

レミー君はこれまでにもサラさんと一緒にたくさんの保護子猫達を救ってきました。レミー君は困っている子猫達への大きな愛情を持っていて、パックが抱っこしてもらいたい時は、いつでも願いを叶えてあげるそうです♪

パックは優しい二人のおかげで大きく成長し、新しい家に行く準備が整いました。きっと愛らしいパックの元にはすぐに素敵な里親さんが現れて、たくさんの愛情を注いでくれることでしょう(*´ω`*)
出典:cuddlecrewfosterslovemeow

This post was published on 2019/04/15