今から約2ヶ月前、三毛猫の『ロクシー』が保護施設「オッド・キャット・サンクチュアリ」に引き渡されました。前の飼い主さんは妊娠したロクシーのことを飼うことができなかったそうです。
保護施設から連絡を受けた養育ボランティアのカトリーナさんと家族は、生まれてくる子猫が快適に過ごせるように、ロクシーを自宅に迎え入れました。
「ロクシーはすぐに新しい環境に慣れて、落ち着き始めました。彼女はとても甘い猫で、キスやハグをするのが大好きです。私達は最初、彼女のお腹がとても小さかったため、妊娠していることが信じられませんでした」とカトリーナさんは言いました。
カトリーナさん達がロクシーの出産はまだ先のことだろうと考えていた時、ロクシーは出産の準備に入り、4匹の可愛い子猫を産みました。
「ロクシーはその日の夜も全く音を出していなかったため、私達は彼女が出産を始めたことに気付きませんでした。翌朝彼女のところに行くと、子猫達はしっかりと世話をされていて、全身が綺麗になっていました。彼女は子猫達が歩き回れるようになるまでの数週間、ずっとキャリーの中で子猫達を育てていました。」
子育てを始めたロクシーは、カトリーナさんに助けてもらえたことに、とても幸せを感じていました。「ロクシーは私達のことを完全に信頼していて、いつも私達が子猫達の面倒を見たり、ベッドのタオルを変えたりするのを温かく見守ってくれています。」
一方、『ベネット』『ダーシー』『ビングリー』『コリンズ』と名づけられた4匹の子猫達は、ロクシーやカトリーサさんのおかげで飛躍的に成長していきました。そして子猫達は歩くことを学び始め、ついにひとりでキャリーの中から出られるようになったのです。子猫達の中で一番最初にキャリーから出たのは、顔に可愛いマークのあるベネットでした。
「ベネットはとても面白い子で、兄弟が寝ている時にひとりだけ起きていることがよくあります。そして兄弟が目を覚ましてからも彼は昼寝をしています。兄弟がトンネルの中で遊んでいる時、彼だけは部屋の反対側で飛び跳ねています。」
「ベネットは誰かの気を引くのが大好きで、私達が『ベネットどこにいるの?』と言うと、キャットタワーや本棚の隙間から元気いっぱいに飛び出してきます。」
ベネットはいつも寄り添う準備ができていて、カトリーナさんに抱っこされると、すぐに眠りにつくそうです。
「私達が猫部屋に入ると、子猫達が一斉に私達のところに駆け寄ってきます。そして一緒に座ったり、遊んだり、膝で丸くなったりします。さらに子猫達は私達の肩の取り合いを始めます。」
「特にベネットはバックしながら走るのが好きなようです。私達が床に膝をついていると、彼は兄弟の不意をつくために、コッソリと私達の下に忍び込んできます。」
子猫達がさらにヤンチャで冒険好きになるにつれて、カトリーナさんはベネットと姉妹のダーシーが特別な絆で結ばれていることに気づき始めました。
「彼らはいつもお互いに引き寄せ合っています。彼らは普段からたくさんのハグをしています。」
2匹はお互いに追いかけ合ったり、一緒に抱きしめ合ったりしています。そしてカトリーナさんの膝の上に乗ると、一緒に寝落ちすることがよくあるそうです。
そんな愛らしい子猫達をいつも誇りに思っているロクシーお母さんは、子育てを手伝ってくれて、リラックスできる環境を用意してくれたカトリーナさんにいつも感謝しているそうです。
子猫達がもう少し大きくなったら、ロクシーは子育てを終わらせて、新しい里親さんの家へと旅立っていきます。きっと愛情深いロクシーは、新しい家でもたっぷりと甘やかされながら、穏やかな毎日を送っていくことでしょう。
一方のベネットや兄弟達は、安全な家の中で今日もすくすくと成長を続けています。ベネットは兄弟達とレスリングをしたり、追いかけっこをしたりしながら、楽しい毎日を送っているのです。
そして遊び疲れて眠たくなると、カトリーナさんの膝の中に収まりながら、ゴロゴロと喉を鳴らして夢の世界へと旅立っていくそうです♪
出典:TheOddCatSanctuary/lovemeow
This post was published on 2019/04/06