ある日、イギリスのドンカスターに住むサラ・フェントンさんが、外で遊ぶ2人の息子を見ながらキッチンで料理をしていると、少年グループが近づいてくるのに気づきました。
「私はその日、5歳のイーサンと2歳のアシュトンが、前庭でサッカーをしている様子を見守っていました」とサラさんは言いました。
「しばらくするとイーサンよりも随分背が高い、年上の3人組が門の方へ歩いてきました。私は少年達が2回、イーサンの名前を呼ぶのを聞きました。しかし、息子は少年達と関わりたくなかったようで、目を合わせないようにしながらアシュトンと遊び続けていました。」
「彼らはもう一度、息子の名前を呼びました。そして、少年の1人が息子に顔を近づけ『おい!どうして無視するんだよ!』と攻撃的な口調で迫ってきました。」
サラさんはイーサンを守るために外に飛び出しました。しかし、サラさんよりも早く、愛猫の『スマッジ』が行動を起こしたのです!
「突然スマッジが車の下から飛び出し、少年の胸に飛びかかりました。」
それは完全に少年の意表を突きました! 驚いた少年は後ろに倒れこんで、泣きながら去って行ったそうです。
スマッジと家族が出会ったのは、3年前のことでした。以前一緒に暮らしていた愛猫が、僅か18ヶ月で命を落とし、サラさんは深い悲しみの中にいました。そんな時に出会ったのがスマッジだったのです。生後2ヶ月だったスマッジはすぐに家族に溶け込み、愛らしい姿をたくさん見せてくれるようになりました。
家族はスマッジと3年間一緒に暮らしてきましたが、今回のような姿を見たのは初めてでした。
スマッジはそれ以来、イーサンを守るかのように、いつもイーサンの寝室の外で眠るようになったそうです。
「私はあの時、スマッジが家族のことをどれだけ大切に想っているかがよく分かりました。あの事件の後、彼が周りにいてくれるだけで、私達は安心感を感じることができます。彼は大切は家族の一員で、息子達の兄弟です」とサラさんは話してくれました。
スマッジが追い返した少年達は、その日以降イーサンに干渉することは無くなったそうです。兄弟のピンチを救ったスマッジは、とっても愛情深い最高の家族ですね(*´ェ`*)
出典:Mercury Press & Media/dailymail
This post was published on 2019/02/24