氷点下の公園で冷たくなっていた子猫。命を諦めなかった人達のおかげで蘇り、手術を乗り越え幸せな日々を歩み始める

昨年のクリスマスの日のこと、ロンドンにあるベックトン・パークで、6週齢の子猫『レベッカ』が見つかりました。発見した住人はすぐにレベッカを保護して、地元の動物病院『セリア・ハモンド・アニマル・トラスト』へと連れて行きました。

その後、レベッカが見つかった場所を隅々まで調査しましたが、結局レベッカのお母さんや兄弟は見つからなかったそうです。

出典:celiahammondanimaltrust

動物病院に運ばれてきたレベッカは、身体が冷たくなっていて瀕死の状態でした。スタッフ達はレベッカの身体をゆっくりと温めて、哺乳瓶でミルクを飲ませてあげました。しばらくするとレベッカの身体に温かさが戻ってきて、身体を少しずつ動かし始めました。

「それから数時間後、レベッカの身体に問題があることが分かりました」とスタッフは言いました。

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「レベッカには漏斗胸(ろうときょう)と呼ばれる、胸骨の先天性奇形がありました。彼女の胸骨は生まれながら陥没していて、肺が膨らむための十分なスペースがなく、呼吸困難を引き起こしていました。」

レベッカはとても危険な状態で、命を救うためには手術を行う必要がありました。そのため獣医さん達はすぐに、レベッカの手術に向けて動き始めたのです。

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獣医さん達はレベッカの手術をするために、レベッカを酸素室に入れて、呼吸を安定させ始めました。

「レベッカはまだ小さいため、とても危険度の高い手術になります。でも手術をしなければ、彼女に未来はありません。」

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そして2日後、ついにレベッカの手術が始まりました。レベッカは手術が行われている間、ずっと自分の運命と戦っていました。途中で呼吸が止まることがありましたが、獣医さん達のおかげで何とか手術を乗り越えることができたそうです。

レベッカが麻酔から目を覚まし、容態が安定してきた時、獣医さん達はみんなホッと胸を撫で下ろしました。

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「レベッカが正常に呼吸ができるように、胸骨を正しい位置に動かすための手術が行われました。まだ幼い6週齢の子猫にとっては、とても大きな手術でした。手術後、彼女が初めて立ち上がった時、私達はとても幸せな気持ちに包まれました。」

手術を無事に乗り越えたレベッカは、勢いよくご飯を食べ始め、信じられないような回復力と強い意志でスタッフ達を驚かせたそうです。

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手術から数日間でレベッカの呼吸はとても良くなり、たくさんの空気を取り込めるようになりました。また随分と元気を取り戻したレベッカは、子猫部屋の方に引っ越すことができたそうです。

レベッカは現在、胸骨が正しい場所に留まっているかを獣医さん達にチェックされています。後1週間ほど胸部バンドを身につけている必要がありますが、レベッカの好奇心は日に日に膨らんできているそうです。

「私達はレベッカが元気になることを確信しています。彼女は多くの人達に応援されていて、たくさんの愛情を注がれています。」

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レベッカが里子に出られるようになるまでには、まだ長い道のりが待っています。でもレベッカは毎日しっかりと前進していて、確実に成長を続けているのです。
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This post was published on 2019/01/18