ある日、カナダのモントリオールの街を、母親のいない1匹の子猫が彷徨い歩いていました。子猫は近くの家の敷地内に入ると、住人が玄関を開くまで、ドアを引っ掻き続けたのです。
子猫に気づいた住人は、すぐに子猫を保護すると、地元の保護施設『シャトン・オルフラン・モントリオール』へと連れて行きました。
その後、施設のスタッフは子猫に『イレブン』と名づけました。
施設から動物病院に運ばれたイレブンでしたが、決してひとりにはなりたくありませんでした。そのためイレブンは玄関でしていたように、ケージを引っ掻いて、みんなの気を引こうとしてきたのです。
そして、無事にスタッフにかまってもらえると、とっても嬉しそうな表情を浮かべるそうです。
さらにケージから出してもらったイレブンは、部屋の中の調査を始めました。
イレブンは人間のことが大好きで、スタッフのところまで歩いて行くと、一緒に遊ぶために足をよじ登ろうとしました。イレブンはとても社交的な子猫で、部屋に入ってくる全ての人に突撃してくるそうです。
「イレブンはとってもイタズラ好きの子猫です。彼女はいつもエネルギーに溢れていて、常に誰かと遊びたそうにしています」とスタッフは言いました。
まだ幼いイレブンはあらゆる場所を探索して、目についた全てのものを点検するのが大好きです。そんな楽しそうなイレブンのことを誰も拒否することはできません♪
こちらは動物病院に隣接するペット用品店を探索するイレブンの様子です。
その姿はまるでお店の店員さんのようです♪
イレブンはその後、養育ボランティアのマリーさんの家で育てられることになりました。
イレブンは好奇心旺盛で、どこへ行っても怖がったりしません。ほとんどの猫が動物病院を怖がりますが、イレブンは病院や獣医さん達が大好きなのだそうです♪
イレブンは常に注目されるのが大好きで、病院でも獣医さんが来るのを今か今かと待っているそうです(*´ω`*)
「イレブンは何も恐れず、いつも可愛い声で話しかけてきます。そして誰かにかまってもらえると、世界一幸せな子猫に変身します。」
それから2ヶ月後。イレブンはマリーさんの家を旅立って、新しい里親さんの家へと旅立って行きました。
「イレブンは現在、新しい家で別の保護子猫と一緒に暮らしています。彼女は元々野良猫でしたが、最初から人間のことが大好きで、家の中での暮らしがとても気に入っているようです♪」
こうして家の中に入りたくて玄関を引っ掻いていたイレブンは、無事に暖かい家で暮らすことができました。
イレブンは新しい里親さんと一緒にいられるのが嬉しくて、いつも幸せを感じながら、楽しい毎日を過ごしているそうです(*´ω`*)
出典:Rescuechatonsmontreal/lovemeow
This post was published on 2018/12/05