月曜日の朝、愛犬と一緒に散歩していたローラ・キャシディーさんが、帰り道で1匹の猫を見つけました。猫はローラさんに気づくとニャーニャーと鳴いてきたそうです。
猫は少し離れた場所からローラさんの後を追って、庭のポーチまでついてきました。「私が家の中に入ると、猫は中に入れて欲しそうにドアを引っ掻いてきました」とローラさんは言いました。
「私はその猫を今までに一度も見たことがありませんでした。その日は雨が降っていたため、私は猫の様子が気になって様子を見に行きました。」
ローラさんが猫に近づくと、猫がとても衰弱していることに気づきました。「猫は高齢でとても痩せ細っていました。猫の全身はノミに覆われていて、毛はもつれ、汚れていました。また口に痛みを感じているようで、グラグラしながら歩いていました。」
ローラさんは仕事に遅刻しそうになっていましたが、寒さと雨の中にいる猫を放っておくことができませんでした。そこで猫を保護することに決めたのです。
ローラさんは猫に『ボーンズ』と名づけ、専用の部屋と寝心地の良いベッド、そして食べ物と水を用意しました。ボーンズはとてもお腹を空かせていたようで、猫缶を開けると勢いよく食べ始めたそうです。ボーンズは美味しいご飯でお腹を満たすと、幸せそうに喉を鳴らし始めました。
ボーンズはローラさんが初めて家に迎えた老猫ではありませんでした。ローラさんは少し前に保護施設から26歳のトーマスを引き取ったばかりだったのです。「私はトーマス以外の猫を家族に迎えようとは考えていませんでした。でもボーンズは再び外に出たくないと強く主張してきました。」
ローラさんはネットでボーンズについて知っている人を探し始めました。すると何人かの人達がボーンズの姿を見たことがあり、保護活動を行なっている人達によって避妊手術を受けていることも分かったのです。
「ボーンズは家の中で暮らしたいと強く思っていました。そして私は、彼女が寒い冬を屋外で乗り越えられるとは思えませんでした。」
ボーンズは明らかに獣医さんの治療を必要としていました。そこでローラさんは、自分がボランティアをしている保護施設『フィーライン・レスキュー・アソシエイション』に連絡を取り、ボーンズを助けることができるかを尋ねました。ローラさんから連絡を受けた施設のスタッフは、躊躇することなくボーンズを助けることに同意したそうです。
ローラさんは施設のスタッフに、ボーンズが里子に出られるようになるまでの間、自分で世話をすることを提案しました。一方の施設のスタッフは、ボーンズに必要な治療をすることを約束しました。
この時のボーンズは年齢が10歳ほどで、体重が僅か2.2kgしかありませんでした。またボーンズはマイクロチップを持っていなかったそうです。
「ボーンズは現在、尿路感染症の治療に取り組んでいます。また獣医さんは甲状腺にも問題があると言っていました。さらに彼女は関節炎のために薬や鎮痛剤を飲んでいます。」
「ボーンズはとても大人しくて、獣医さんの診察を待っている間も検査台の上で昼寝をしていました」とローラさんは話してくれました。
こうして家のドアから助けを求めてきたボーンズは、ローラさんのおかげで新しい人生をスタートさせました。ローラさんはボーンズを助けることができたことに、とても喜びを感じているそうです。きっと助けてもらったボーンズも、ローラさんの優しさに心から感謝していることでしょう(*´ェ`*)
出典:Laura Cassiday/lovemeow
This post was published on 2018/10/22