ある日、車道で倒れていた子猫が保護施設へと運ばれて来ました。子猫は重度の肺炎などを患っていて、哺乳瓶からミルクを飲み込む力も残っていませんでした。施設のスタッフ達は子猫を再び健康な状態に戻すために、一日中看病を続けました。
こちらが救助された日の子猫の様子です。
翌日、子猫は何とか峠を越えることができました。そして徐々にご飯を飲み込めるようになっていったのです。
少しずつ力を取り戻してきた子猫に、スタッフ達は『エイプリル』と名づけました。
スタッフ達はエイプリルの呼吸を助けるために、つきっきりで看護を続けました。そのおかげでエイプリルの容態は安定し、食欲も出てきました。
そして10日後には、シリンジから勢い良くご飯を食べられるくらいまでに回復したのです。
さらに数日後には自分で毛づくろいができるようになりました。スタッフはその様子を見て「この子はもう大丈夫」と胸をなでおろしたそうです。
闘病中のエイプリルのそばにはいつも、保護施設で暮らす猫の『ヒューゴ』がいました。ヒューゴはエイプリルにとってお兄さんのような存在で、いつも温かく見守ってくれていたそうです。
保護されてから1ヶ月後。すっかり元気を取り戻したエイプリルは、好奇心の塊になりました。エイプリルは身の回りにあるもの全てが気になるようで、いつも楽しそうに遊んでいるそうです。
「私達スタッフは、みんなエイプリルのことが大好きです。彼女は幼い頃から人間と接してきたため、とても人間慣れしていて、いつも一緒に遊んでいます。彼女はとても可愛らしく、素晴らしい個性を持っています」とスタッフは言いました。
元気いっぱいのエイプリルの姿はこちら。
もうそこには死の淵を彷徨っていたエイプリルの姿はありません。
April Update- WARNING: This video contains cuteness overload by baby April! You will want to watch this video on a continuous loop. She's on the move! #JusticeForApril
SPCA Suncoastさんの投稿 2016年4月12日
そして保護から2ヶ月後。エイプリルは可愛い瞳と大きな耳、そしてたっぷりの遊び心を持ったキュートな猫へと成長しました!
その後、生涯の家へと旅立って行ったエイプリルは、その愛らしい姿で新しい里親さんにたくさんの幸せを届けているそうです(*´ω`*)
出典:spcasuncoast/lovemeow
This post was published on 2018/09/24