ある日、ハンナさんが地元の保護施設を訪れた時、猫の『ムファサ』に出会いました。ムファサは元の飼い主によって、施設に連れて来られたそうです。
「私は施設でボランティアをしようと思い、研修のために施設を訪れました。するとムファサがケージから手を伸ばし、私に触れようとしてきたのです」とハンナさんは言いました。
「ムファサは上気道感染症や猫ニキビ、歯肉炎などで苦しんでいました。また、彼の歯は何本も欠けていました。彼は施設にいる猫の中で一番病弱で歳をとっていたため、私は彼の助けになりたいと強く思いました。」
ハンナさんがケージを開けると、ムファサはすぐに頭を擦りつけてきたそうです。
ムファサは年齢と健康のため、施設で一番『引き取られる可能性の低い猫』でした。ハンナさんはそんなムファサを、ケージの中に残しておくことができず、自宅に連れて帰ることにしたのです。
こうしてムファサは生涯の家に迎えられました。ムファサは早速、人間用のベッドに飛び乗って、「ここは僕の家だよ」と言っているかのように、ハンナさんの服の上で眠りに落ちていったそうです。
「ムファサは獣医さんのところへ行き、しっかりと治療を受けました。彼は荒い息をしなくなり、正常な呼吸に戻りました。そして、彼のニキビも全て治りました。」
保護施設を出たムファサは、急激に回復していきました。そして現在、すっかり体調が良くなったムファサは、毎日を幸せに暮らしているそうです♪
ムファサは10歳ですが、心の中は子猫のままで、いつもハンナさんに甘えてくるそうです♪
「ムファサは私の家族に完全に溶け込みました。私は彼と出会えたことに、とても感謝しています。」
こうして愛情を求めていたムファサは、ついにハンナさんの家で幸せを手に入れることができました。ムファサはいつも大好きな家族に寄り添いながら、愛されていることを全身で感じているのです(*´ω`*)
出典:Hannah/lovemeow
This post was published on 2018/07/13