ある日、カナダのブリティッシュコロンビア州で野良の黒猫が保護されました。
黒猫は『ベル』という名前の猫で、以前は家の中で暮らしていました。しかし、前の飼い主さんが引っ越す時に、ベルを置いていってしまったそうです。飼い主さんにどんな事情があったのかは分かりませんが、その日からベルは野良として生きていかなければならなくなったのです。
そんなベルを近所に住む家族が見つけて、ご飯の世話を始めました。しばらく外で世話を続けていた家族でしたが、11月の下旬になると気温が急激に下がり始めたため、ベルを保護することにしたのです。
家族が家の中でベルの世話をしていると、あることに気づきました。何とベルのお腹がみるみるうちに大きくなっていったのです。どうやらベルは妊娠していたようです。
家族はベルと産まれてくる子猫達の健康を心配して、保護団体『ラングレー動物保護協会』に連れて行くことにしました。その後、保護施設に入ったベルは、養育ボランティアをする女性の家で育てられることになったのです。
そして、12月27日。ベルは無事に6匹の子猫を出産しました!
「この寒い季節に6匹の子猫達を育てるのはとても難しいことです。安全な場所で子育てができて、ベルも安心していることでしょう」と保護団体のスタッフは言います。
産まれたばかりの子猫達はまだ小さいですが、とても食欲旺盛で、いつも物凄い勢いでミルクを飲んでいるそうです。
しばらくして子猫達の目が開くと、一気に個性が出てきました。また、子猫達はみんな冒険好きで、好奇心が強く、遊び心が溢れていました。
こちらは『コグスワース』という名前の子猫です。コグスワースは6匹の中で一番小さな身体をしていますが、兄弟の中で一番速く歩いて、一番力強い子猫だそうです。
そして、こちらが一番身体の大きな『ウォルト』です。ウォルトは一番最初に離乳食を食べ始め、トイレも最初に覚えたそうです。
元気いっぱいの子猫達は、小さな「クロヒョウ」のようです。甘えん坊の子猫達は、いつもベルの後を可愛い足取りでついて来るそうです♪
こちらはベルが子猫達にご飯を食べる方法を教えている様子です。ベルは子猫達の将来のために、様々な準備をしているようです。
そして子猫達は、食後にこんなに可愛い姿を見せてくれることも♪
ベルの自慢の子供達は、どの子もみんな可愛いですね(*´ω`*)
愛情いっぱいの親子の姿はこちら♪ (動画)
こうして寒さの中から助け出されたベルは、温かい家で子猫達を出産し、育てることができました。もう少しで新しい家へと旅立って行く子猫達ですが、これから先もずっと、その愛らしい姿で里親さんを癒し続けて行くことでしょう♪
This post was published on 2018/05/05